セミナー・イベント

森美術館「六本木クロッシング2013展:アウト・オブ・ダウト-来るべき風景のために」
パネル・ディスカッション「日本現代アートのいまを問う」

カルチャー&ライフスタイル 知識・文化・アート

日時

2013年09月22日 (日)  19:00-21:00

※当日の受付は18:30を予定しています。

終了しています

内容

金氏徹平
《Ghost in the Liquid Room (lenticular) #1》
2012年
Courtesy: ShugoArts, Tokyo
田島美加
《エキストラ》*
2009年
Photo: Jason Mandella
Courtesy: Sculpture Center, New York
* 参考作品
森美術館は、2013年9月21日(土)から2014年1月13日(月・祝)まで、日本のアートシーンを総覧する3年に一度の展覧会シリーズ「六本木クロッシング」を開催します。4回目となる本展では、東日本大震災以降明らかに高まっている社会的な意識を反映しつつ、日本の現代アートの「いま」を、歴史やグローバルな視点も参照しながら問いかけます。
これまでのあらゆる社会通念や既存の制度に向けられた疑念(ダウト)から、アートを通じてどのような生産的な議論を生み出せるのでしょうか。1970〜80年代生まれの若手を中心に、世代の異なるアーティストや在外/日系アーティストも含む29組の芸術的実践を通して、先の見えない日本の次のステージにどのような風景が見えてくるのか、観客のみなさんと一緒に考えたいと思います。

本プログラムでは、欧米の美術史にも精通した美術批評家の林道郎氏、第55回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館キュレーターを務めた蔵屋美香氏を招き、いまを生きる日本の作家たちが、社会のさまざまな出来事とどのように対峙し、そうした今日的な視点をとおしたアクチュアリティをどのように作品に反映しているのか、本展を担当したキュレーターたちとともに語り合います。

出演:蔵屋美香(東京国立近代美術館美術課長)、林道郎(上智大学国際教養学部教授)、ルーベン・キーハン(クイーンズランド・アートギャラリー|ブリスベン近代美術館アジア現代美術キュレーター/本展共同キュレーター)、ガブリエル・リッター(ダラス美術館アシスタント・キュレーター/本展共同キュレーター)、片岡真実(森美術館チーフ・キュレーター/本展共同キュレーター)

※日英同時通訳付
※手話同時通訳をご希望の方は9月12日(木)までに ppevent-mam@mori.co.jp へご連絡ください。

講師紹介

講師
蔵屋美香 (くらや・みか)
東京国立近代美術館美術課長

千葉大学大学院修了。 主な企画に、「ヴィデオを待ちながら—映像、60年代から今日へ」(2009 年、東京国立近代美術館、三輪健仁と共同キュレーション)、 「寝るひと・立つひと・もたれるひと」(2009年、同)、「いみありげなしみ」(2011年、同)、 「路上」(2011年、同)、「ぬぐ絵画—日本のヌード 1880-1945」(2011-12年、同 第24回倫雅美術奨励賞)。主な論考に「麗子はどこにいる?—岸田劉生 1914-1918の肖像画」(『東京国立近代美術館 研究紀要』第14号、2010年)。第55回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館キュレーター(アーティスト:田中功起 特別表彰)。※撮影:森本菜穂子

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講師
林道郎 (はやし・みちお)
上智大学国際教養学部教授

1959年函館生まれ、東京都在住。上智大学教養学部教授。1999年コロンビア大学大学院美術史学科博士号取得。2003年より現職。専門は美術史および美術批評。主な著作に『絵画は二度死ぬ、あるいは死なない』(全7冊、ART TRACEより刊行中)。「零度の絵画—RRの呟き」(ロバート・ライマン—至福の絵画展、2004年)、「光跡に目を澄まして—宮本隆司論」(宮本隆司写真展、2004年)。共編書に『From Postwar to Postmodern: Art in Japan 1945-1989』(New York: The Museum of Modern Art, 2012)などがある。「アジアのキュビスム」展(東京国立近代美術館、2005年)には、キュレーターとして参加。

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講師
ルーベン・キーハン (ルーベン・キーハン)
クイーンズランド・アートギャラリー | ブリスベン近代美術館アジア現代美術キュレーター

ブリスベン在住のキュレーター/ライター。2011年よりクイーンズランド・アートギャラリー|ブリスベン近代美術館のアジア現代美術キュレーター。90年代後半からシドニー現代美術館およびオーストラリア写真センターで学芸業務に携わり、2006年~2011年はシドニーのアートスペースにてキュレーター。2012年には「第7回アジア・パシフィック現代美術トリエンナーレ」企画に携わる。日本の現代美術関連の企画に、「Hiroharu Mori Is Detached from the Outside World」(2007年)、「小泉明郎:Broken Heroes, Beautiful Afternoons」(2011年)、「都市のジオラマ」(トーキョーワンダーサイトとアートスペースの共同企画、2009年)、「草間彌生:Look Now, See Forever」(ブリスベン近代美術館、2011年)など。その他近年の企画には2011年「Burn What You Cannot Steal」(ギャラリーノヴァ、ザグレブ)、「From Blank Pages」(アートスペース・プール、ソウル)、「シドニー・ビエンナーレ2010関連Superdeluxe@Artspace」などがある。

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講師
ガブリエル・リッター (ガブリエル・リッター)
ダラス美術館アシスタント・キュレーター

ダラス在住のキュレーター/美術史家。2012年よりダラス美術館にてアシスタント・キュレーターを勤める。カリフォルニア大学ロサンゼルス校にて美術史の修士号取得し、現在は日本美術史の博士号候補生。学位論文は北脇昇(1901-1951)と日本の1930~40年代におけるシュルレアリスムへの関与について。企画した展覧会に「Sculpture by Other Means」(ワン・アンド・Jギャラリー、ソウル、2012年)、「トーキョー・ナンセンス」(SCION Installation L.A.、2008年)、「Out of Ordinary:日本の新しいビデオ」(ロサンゼルス現代美術館、2007年)など。会田誠、田中功起らの図録などへも寄稿するかたわら、現在は2015年初頭に開催予定の白髪一雄、元永定正の2人展を企画中。

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講師
片岡真実 (かたおか・まみ)
森美術館 副館長兼チーフ・キュレーター

ニッセイ基礎研究所都市開発部、東京オペラシティアートギャラリー・チーフキュレーターを経て、2003年より森美術館。2007〜09年はヘイワード・ギャラリー(ロンドン)国際キュレーター兼務。第9回光州ビエンナーレ(韓国、2012)共同芸術監督、第21回シドニー・ビエンナーレ芸術監督(2018)。CIMAM(国際美術館会議)理事、京都造形芸術大学大学院教授。日本及びアジアの現代アートを中心に企画・執筆・講演等多数。

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講座趣旨

※森美術館とは




森美術館とは文化都心 六本木ヒルズのシンボルとして、森タワーの最上階に位置する美術館。 「現代性」と「国際性」をテーマに、現代アート、ファッション、建築、デザイン、写真、映像など様々なジャンルの斬新な展覧会を開催しています。
展覧会会期中は休館日がなく、また22時まで開館(火曜日を除く)している他、同じチケットで展望台 東京シティビューにも入館できます。

※MAMCメンバーとは
MAMC(マムシー)メンバーとは、森美術館(Mori Art Museum)と、現代(Contemporary)美術を、よりお楽しみいただくためのメンバーシップ。展覧会の無料入館や、メンバーイベントへのご案内など、特典を多数ご用意しています。
MAMCメンバーの詳細は、こちらをご覧ください。


募集要項

日時 2013年09月22日 (日)  19:00-21:00

※当日の受付は18:30を予定しています。

受講料 1,000円

「森美術館MAMCメンバー(個人・法人)」の方は、森美術館ウェブサイトよりお申込ください。(リンクは:http://www.mori.art.museum/contents/roppongix2013/event.html#entry_3831


定員 300名(要予約)

注意事項

複数名で一緒にご参加いただく場合にも、一括でお申込を頂くことはできません。お一人様ずつWEB上のお申込みフォームよりご登録いただくことにより、お席を確保させて頂いております。
恐れ入りますが、参加されるご本人にお申込いただくか、又は代理でご参加者の情報をご登録下さいますようお願い申し上げます。
尚、その際に同一のメールアドレスはご利用いただけません。必ず人数分のメールアドレスをお手元にご用意の上お申込ください。

主催
会場 アカデミーヒルズ49(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー49階) 

※申し込み締切:9月20日(金)15:00

お支払い方法

クレジットカードによるお支払いのみです。
※いかなる理由においても、お申し込み後のキャンセル及び返金は承っておりません。
※森美術館のセミナーは1回ごとに異なるセミナーになりますので、日程の振り替え、変更は承ることはできかねます。お申し込みの際にはご注意ください。
※クレジットカードはVISA、MASTER、JCB、AMERICAN EXPRESSのみのお取扱となります。
※お支払方法は「一回払い」のみとなります。(「リボルビング払い」「分割払い」等はご利用いただけません)


【その他】
※領収証をご希望の方は、「申込画面」内の<請求書・領収証発行>欄でラジオボタンの「WEB上で発行する」をお選び下さい。
「WEB上で発行する」をお選びいただきますと申込完了後に、領収証のダウンロード画面が表示されます。ダウンロード画面を一旦閉じると再度ダウンロード画面に戻ることが出来ませんのでご注意ください。

森美術館展覧会情報

「六本木クロッシング2013展:アウト・オブ・ダウト—来たるべき風景のために」 会期:2013年9月21日(土)から2014年1月13日(月・祝)
「六本木クロッシング2013展:アウト・オブ・ダウト—来たるべき風景のために」 会期:2013年9月21日(土)から2014年1月13日(月・祝)

日本のアートシーンを総覧する3年に一度の展覧会シリーズ「六本木クロッシング」。4回目となる本展では、東日本大震災以降明らかに高まっている社会的な意識を反映しつつ、日本の現代アートの「いま」を、歴史やグローバルな視点も参照しながら問いかけます。29組の芸術的実践を通して、先の見えない日本の次のステージにどのような風景が見えてくるのかを考えます。


「MAMプロジェクト 019:エムレ・ヒュネル」 会期:2013年9月21日(土)から2014年1月13日(月・祝)
「MAMプロジェクト 019:エムレ・ヒュネル」 会期:2013年9月21日(土)から2014年1月13日(月・祝)

エムレ・ヒュネル(1977年イスタンブール生まれ)は、科学、戦争、テクノロジー、建築などの歴史を踏まえ、危うさをはらんだ文明社会、その延長線上にある未来について問いかける作品を制作します。本展では《ジャガーノート》(2009年)、素描シリーズ《ブラック・シップス・エイト・ザ・スカイ》(2009年)に加え、新作の彫刻《トリロン》を含むインスタレーションを発表します。




石倉洋子のグローバル・ゼミ
六本木アートカレッジ
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