記事・レポート
本田直之&四角大輔が語る、人生とビジネスを好転させる方法
ノマドライフスタイルの実践で発想が変わる、ビジネスが変わる
アカデミーヒルズセミナーキャリア・人教養
更新日 : 2012年06月21日
(木)
第3章 ノマドはスピリット。だから会社員時代も心はノマドだった
四角大輔: ハワイ大好きのナオさんから、ニュージーランド大好きの四角大輔にバトンタッチです(笑)。自己紹介を通して、ノマドに対する考え方をお話ししたと思います。
ノマドというのは形やスタイルじゃなくて、スピリットだと思います。ノマドライフを始める前、僕はレコード会社の社員でしたが、気持ちだけはノマドとしていろいろなことをやっていました。
ノマドのスピリットとは何かというと「Freedom Spirit」「Creative Spirit」「Original One Spirit」の3つです。ノマドライフは「本当に自分にとって大事なものはこれだけ」ということをわかっていないとできません。だから諦めたり捨てたりしないといけないものがいっぱいあります。でも、そうするといろいろな制約から解放されて、ライフスタイルも思考も自由になれます。これがFreedom Spiritです。
生活も思考もシンプルになり、自由になると創造性が高まるのでCreative Spiritが生まれます。全員に当てはまるとは限りませんが、僕の場合はアイディアがどんどんわき、やりたいことを思いつくし、今まで突破できなかった壁をスッと突破できるなど、すごくクリエイティビティが上がりました。
創造性は独創性につながります。これがOriginal One Spiritです。「四角大輔というのは、すごく変なやつだ。珍しい、おかしなやつだ(笑)」というのが、僕のブランドになっています。
改めてプロフィールを紹介すると、僕がニュージーランドと出会ったのは、ナオさんと同じように学生のときでした。ただ、僕の場合は自分が行ったわけではなく、親友が行ったことでニュージーランドを知りました。そんな状態から移住するまでに至ったのは、フライ・フィッシングという釣りが大好きで、これに人生をかけようと思って「フライ・フィッシングを世界で一番楽しめる国はどこだろう?」と調べたらニュージーランドだったからです。
大学卒業後はソニー・ミュージックエンタテインメントで9年間働き、その後、ワーナーミュージック・ジャパンにヘッドハンティングされて5年半在籍しました。社会人最初の2年間は北海道支社で、札幌から釧路までレコード店を回り“日本一広いエリアを担当する”営業マンをやっていました。釧路に行くとなると確実に一泊二日コースなので、常に会社にはいないみたいな状態で、今風にいうと「ノマドセールスマン」でした(笑)。
次に宣伝マンとプロデューサーのアシスタントを兼務する激務の3年間を経て、その後1年間はデモテープを聞いたり、ライブハウスを回ったりする新人発掘の仕事をやりました。後半の約9年間はプロデューサーとして、絢香やSuperflyやCHEMISTRYなど、十数組のアーティストを担当し、携わったCDの売上枚数は最終的に2,000万枚を超えました。
すごいと思われるかもしれませんが、2001年にCHEMISTRYがブレイクするまでは、会社での評価はずっとDランクでした。ストレスや過労が原因で、いろいろ病気をしましたし、駅で意識不明になって倒れたこともあります。
ナオさんもかつてのダメっぷりを披露されていましたが、僕も本当にダメだったんです。大阪の田舎で生まれ育ったんですけど、高校生になっても大阪市内に遊びに行くのは恐いし、喫茶店に一人で入れない。大学ではサークルが陣取っている学食が、「俺は場違い」みたいな感じで怖くて近寄れませんでした。渋谷や原宿も歩けませんでした。田舎から出てきたばかりの僕がイケてる街を歩いていると、向こうから来る人に「笑われている」と感じるんですね。こうした反動で人嫌いになって、子どものときから大好きだった山登りや釣りやキャンプをひらすら一人でやるという、暗い大学生でした。
今、皆さんの前でしゃべっていますが、人前で話すことがストレスじゃなくなったのは、つい最近のことです。今年(2012年)42歳になるんですけど、40歳を超えても人は成長するんだなと実感しています。
ノマドというのは形やスタイルじゃなくて、スピリットだと思います。ノマドライフを始める前、僕はレコード会社の社員でしたが、気持ちだけはノマドとしていろいろなことをやっていました。
ノマドのスピリットとは何かというと「Freedom Spirit」「Creative Spirit」「Original One Spirit」の3つです。ノマドライフは「本当に自分にとって大事なものはこれだけ」ということをわかっていないとできません。だから諦めたり捨てたりしないといけないものがいっぱいあります。でも、そうするといろいろな制約から解放されて、ライフスタイルも思考も自由になれます。これがFreedom Spiritです。
生活も思考もシンプルになり、自由になると創造性が高まるのでCreative Spiritが生まれます。全員に当てはまるとは限りませんが、僕の場合はアイディアがどんどんわき、やりたいことを思いつくし、今まで突破できなかった壁をスッと突破できるなど、すごくクリエイティビティが上がりました。
創造性は独創性につながります。これがOriginal One Spiritです。「四角大輔というのは、すごく変なやつだ。珍しい、おかしなやつだ(笑)」というのが、僕のブランドになっています。
改めてプロフィールを紹介すると、僕がニュージーランドと出会ったのは、ナオさんと同じように学生のときでした。ただ、僕の場合は自分が行ったわけではなく、親友が行ったことでニュージーランドを知りました。そんな状態から移住するまでに至ったのは、フライ・フィッシングという釣りが大好きで、これに人生をかけようと思って「フライ・フィッシングを世界で一番楽しめる国はどこだろう?」と調べたらニュージーランドだったからです。
大学卒業後はソニー・ミュージックエンタテインメントで9年間働き、その後、ワーナーミュージック・ジャパンにヘッドハンティングされて5年半在籍しました。社会人最初の2年間は北海道支社で、札幌から釧路までレコード店を回り“日本一広いエリアを担当する”営業マンをやっていました。釧路に行くとなると確実に一泊二日コースなので、常に会社にはいないみたいな状態で、今風にいうと「ノマドセールスマン」でした(笑)。
次に宣伝マンとプロデューサーのアシスタントを兼務する激務の3年間を経て、その後1年間はデモテープを聞いたり、ライブハウスを回ったりする新人発掘の仕事をやりました。後半の約9年間はプロデューサーとして、絢香やSuperflyやCHEMISTRYなど、十数組のアーティストを担当し、携わったCDの売上枚数は最終的に2,000万枚を超えました。
すごいと思われるかもしれませんが、2001年にCHEMISTRYがブレイクするまでは、会社での評価はずっとDランクでした。ストレスや過労が原因で、いろいろ病気をしましたし、駅で意識不明になって倒れたこともあります。
ナオさんもかつてのダメっぷりを披露されていましたが、僕も本当にダメだったんです。大阪の田舎で生まれ育ったんですけど、高校生になっても大阪市内に遊びに行くのは恐いし、喫茶店に一人で入れない。大学ではサークルが陣取っている学食が、「俺は場違い」みたいな感じで怖くて近寄れませんでした。渋谷や原宿も歩けませんでした。田舎から出てきたばかりの僕がイケてる街を歩いていると、向こうから来る人に「笑われている」と感じるんですね。こうした反動で人嫌いになって、子どものときから大好きだった山登りや釣りやキャンプをひらすら一人でやるという、暗い大学生でした。
今、皆さんの前でしゃべっていますが、人前で話すことがストレスじゃなくなったのは、つい最近のことです。今年(2012年)42歳になるんですけど、40歳を超えても人は成長するんだなと実感しています。
関連書籍
『やらなくてもいい、できなくてもいい。』
四角大輔サンマーク出版
『ノマドライフ』
本田直之朝日新聞出版
『自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと』
四角大輔サンクチュアリ・パブリッシング
関連施設
無料トライアル 実施中!/平河町ライブラリー
「永田町駅」徒歩1分のシェアード・オフィス。
Wi-fi、電源、セキュリティ、ミーティングルーム完備。
クリエイティブな活動拠点に相応しい会員制施設です。
本田直之&四角大輔が語る、人生とビジネスを好転させる方法 インデックス
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第1章 遊びと仕事に、区別も垣根もない
2012年06月18日 (月)
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第2章 ノマドライフは誰でもできる
2012年06月19日 (火)
-
第3章 ノマドはスピリット。だから会社員時代も心はノマドだった
2012年06月21日 (木)
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第4章 ノマドの極意は「ウルトラライト・ライフスタイル」
2012年06月22日 (金)
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第5章 自分にとって本当に大事なものを見極める
2012年06月25日 (月)
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第6章 日本人総アーティストの時代に突入
2012年06月26日 (火)
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第7章 ノマドライフを実現するまでの、6つのフェーズ
2012年06月28日 (木)
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第8章 ノマドライフに必要なスキルとは?
2012年06月29日 (金)
-
第9章 仕事、お金、思考のトレーニング方法
2012年07月02日 (月)
該当講座
academyhills + Hills Life presents 知の人、知の時間
ノマドライフスタイルの実践で発想が変わる、ビジネスが変わる ~会社員こそ「自分で選択する人生」を生きよう~
本田 直之(レバレッジコンサルティング代表取締役社長兼CEO)
四角 大輔(Lake Edge Nomad Inc.代表取締役兼CEO)
本セミナーでは「ノマドライフスタイル」を実践することでビジネスパーソンが得られることを本田氏が解説。またスペシャルゲストとして、本田氏と同様にノマドライフスタイルを追求する四角大輔氏にお越しいただき、会社員が「ノマド的発想」を身につける方法、そこからどのように自分のビジネスや人生を好転させていくかをお話します。
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