六本木ライブラリー

版画家・棟方志功&文豪・谷崎潤一郎コラボレーションによるブックデザイン展示
~自由な発想・豪快な筆に迫る~  
<展示&メンバーイベントを開催>

更新日 : 2017年02月14日 (火)

アカデミーヒルズのエントランス・ショーケースでは、2017年2月15日より「おんな~魔性と仏性・棟方志功のブックデザイン」と題して、自由奔放な作風で知られる版画家・棟方志功の版画とブックデザインを中心とした、諸作品を展示します。


エントランス・ショーケース展示「おんな~魔性と仏性・棟方志功のブックデザイン」




棟方志功(1903-1975)は、「わだば(私は)ゴッホになる」と自らを志し、1956年現代美術の国際美術展、ヴェネツィア・ビエンナーレで日本人初の国際版画大賞を受賞した、日本を代表する版画家です。


自らの版画作品を「板画」と称した棟方は「絵描きになれなかったら文学の道を歩んでいただろう」と、文章を読むことも綴ることも好んでいました。

そんな棟方が生前、深い親交を持っていた作家が、文豪・谷崎潤一郎です。




『鍵』を機にはじまった谷崎とのコンビネーションは、「装幀家」としての棟方を飛躍的に進化させました。そしてその生涯で、1000冊を越える本と関わりを持つに至りました。

今回の展示は、そんな谷崎の作品『鍵』から連なる、華麗な棟方の装幀本が中心となります。4月上旬までの開催予定です。

 
いかに谷崎の作品とはいえ、60年も前に出版された『鍵』を読む人はいまどきいないだろうとSNSで調べてみると結構多く、しかも若い人たちが読んでいました。

この小説が出された当時の風評ではその艶っぽい話が取り沙汰されていたのですが、一部の本好きの間では、それまでに見たことがなかったその装幀と挿絵に驚かされました。それらは縄文土器や縄文土偶のように粗々しくもおおらかに描かれており、読者には極めて新鮮に映ったのです。

それを施したのが棟方志功です。

企画・監修:ライブラリーフェロー・澁川 雅俊
<本展示 趣意より>

※エントランス・ショーケースは会員制ライブラリー施設内にありますので、閲覧をご希望の際には必ずメンバーズ受付へお立ち寄りください。

メンバーイベント「谷崎潤一郎と棟方志功・棟方志功のブックデザイン」



そして2月末には、ライブラリーメンバー対象のイベントも開催されます。

展示でもご協力をいただいている棟方氏のご親族であり、棟方研究に従事する学芸員・石井頼子さんより、棟方氏の自筆原稿や作品の変遷を交えて、谷崎潤一郎と棟方志功の交流の記録をお話いただきます。

谷崎と棟方に共通するものは何か。二人が何を求め合い、そこから何が生まれたのか。日本を代表する文豪と版画家の、創作の秘密に迫るイベントです。


【メンバーイベント】
2/27(月)
「谷崎潤一郎と棟方志功・棟方志功のブックデザイン」
スピーカー:石井頼子(棟方志功研究/学芸員)


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