六本木ヒルズライブラリー

2016年 年間ベストセラー

オールジャンルの新しい書籍が、毎日のように入荷するライブラリーの書棚。
2016年、メンバーの目にとまり、販売された書籍は約960冊でした。
その中でも特に多くのメンバーに読まれ、販売されたタイトルは?
アカデミーヒルズライブラリー、2016年の年間ベストセラーはこの3冊でした。


インターネットの普及はコピー&ペーストを容易にしましたが、同時にコピー&ペーストされかねないコモディティ化の(自身が取り替えのきく人材になりかねない)危険性もはらんでいます。
そんな現代に必要なのは「無」から「有」を生み出す力。
そのためにはどうすればよいのでしょうか?

そんな問いへの解として、現代のビジネスパーソンに必要な発想術が説かれる本書。先が見えない時代に臆せず、答えの無い問いを問い続け、手探りでも進んでいこうとする意志。そして変化を恐れず、固定観念に縛られず、常に動き続けるための思考法が満載です。

2016年、ライブラリーで最も販売数の多いタイトルでした。


100年以上前に書かれたものでありながら、今なお読まれ続けている作家、ジェームズ・アレンの功績を一冊に凝縮。
そこに著された「思いは叶う」というシンプルなメッセージは、先が不透明な現代に生きる私たちへの至言として、今でも新鮮に響くのです。

志高く、自分自身がやるべきことにまっすぐ向かう人に光明をもたらす本書。ぜひ手にとってみてください。


ライブラリー売れ筋本 2016年 2月



誰もが欲する「幸福」を、アドラー心理学によってさらに思索の奥へと踏み込んでいく本書。
「自立」や「愛」とは、言葉としてはわかるものの、実感として深く理解するのは容易ではありません。本書を読むことで理解しつくすことは困難ですが、これからを生きていく上での指針として、多くの示唆に富む読書となるでしょう。

前作『嫌われる勇気』含め、近年まれに見るロングセラーです。


ライブラリー売れ筋本 2016年 3月


これからの時代をどのように生きてゆけばよいのか?その問いに対する解として、現代に通じる哲学的思考が著された書籍が多く販売された印象でした。

さて2017年はどのような書籍が出版され、多く読まれるのでしょうか?
眺めてみれば世相がわかる。ライブラリーの書棚では、オールジャンルの新刊を取りそろえ、みなさまのお越しをお待ちしています。

(ライブラリアン:結縄 久俊)


「0から1」の発想術

大前研一
小学館

ジェームズ・アレン全一冊

ジェームズ・アレン,クリスティーナ・サチコ・イナダ
KADOKAWA

幸せになる勇気—自己啓発の源流「アドラー」の教え〈2〉

岸見一郎,古賀史健【著】
ダイヤモンド社


アカデミーヒルズのnote
今読むべき新刊書籍12冊