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【エントランスショーケース】
●Illustrated Books ~耽美な物語を飾る妖艶な装画と挿画~

更新日 : 2015年02月25日 (水)

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今回のエントランスショーケース展示は、「Illustrated Books」と題して、国内外の挿絵本・絵入り本をご紹介しています。
その中でも特に、美しい女性の姿が描かれた作品に注目しての展示です。

みなさんは、書物を鮮やかに彩る絵画が「装画」と「挿絵」に分類されるというのはご存じですか? それぞれが異なる役割を持っているのです。



「装画」は書物の外身、つまり本の姿形を際立たせる、造本の意匠の一要素です。カバーや表紙に描かれる絵、扉に刷られた絵、扉の前後の遊び紙に掲げられた口絵がそれにあたります。口絵は基本的にはデザインですが、物語の展開と関連する挿絵が描かれることもあります。

「挿絵」は書物の中味、とりわけそれが物語の場合には、その大事な場面が描かれ、本文の間に一頁の大きさで挿入されます。また本文中に挿入される小間絵(または駒絵)は、本文の始まりや区切りに飾りとして刷り込まれるデザインカットの役目を果たすものと、物語を象徴するイラストレーションカットがあります。



これまで多くの画家がテキストを読みこなし、それぞれの感性で多様な女性の姿を描き上げてきました。気品溢れる女性、清純な女性、妖艶な女性、峻烈な女性、可憐な女性、可愛らしい女性など、展示された書籍には実に様々な女性の姿が描かれています。

竹久夢二の嫋々たる(しなやかで風情のある)女性たち。新進イラストレーターが新たな輝きを与える、泉鏡花の情緒。ビアズリーが描くサロメの妖気。現代でも人気を博すラッカムの幻想。美しく彩られた装画・挿絵は、私たちをより深く書物の世界に誘います。

時代の感性が捉えた様々な女性たち。ぜひショーケースの間近でご覧ください。


>>展示期間:2015年2月~2015年3月末日(予定)
>>企画・監修:澁川 雅俊 (六本木ライブラリーフェロー)

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