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荒川の水利と歴史をたどる

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更新日 : 2016年11月21日 (月)

開催日時:2016年7月3日(日) 10:00~17:00


内容:
今回の定例会では、まずは、「小学生のころから荒川放水路のグラウンドで縄文土器を拾っていた」とおっしゃる葛飾区生まれ葛飾区在住の谷口栄氏(葛飾区教育委員会「郷土と天文の博物館」学芸員)をお招きして、荒川放水路建設の経緯やその効果について、地域的観点からお話を頂きました。

この荒川放水路のある地域は、もともと現在の東京下町エリアを形成している「東京低地」は武蔵野台地と下総台地に挟まれた河川が集中しているところで、昔から洪水に悩まされていました。

そこで、明治43年の洪水被害を契機として、荒川の洪水対応能力を向上させるために荒川放水路の基本計画が策定されました。そして、現在は「荒川」と表記されている荒川放水路が竣工したのは昭和5年のことです。実は、実際に全川が通水したのはそれ以前の大正13年ですが、その通水目前の大正12年に関東大震災があり荒川放水路の開削工事にも大きな影響を与えていました。


また、荒川放水路が完成した後も、何度か大きな洪水に見舞われ、特に昭和22年のカスリン台風では甚大な被害に被われました。その為、昭和26年(1951) に荒川放水路の改修工事の告示が行われ、低水路拡幅等の工事が進められました。さらにその後、都心部を守る荒川放水路の重要度を考慮し、昭和48年(1973)には、想定する洪水流量が大幅に見直されました。

荒川放水路の変遷を一通り学んだあと、午後からは、実際に、荒川放水路の近辺を散策して回りました。地図を見ながら現地を歩いてみると、昔の川の名残や、移転した寺社や文化財を見て回る事が出来、大変面白かったです。


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