六本木ヒルズライブラリー

【エントランスショーケース展示連動企画】
‘こわい’、‘あやしい’~日本人のこころ (19:15~20:45)

【スピーカー】竹内 清乃(平凡社 別冊太陽編集長)
       柴田 こずえ(編集者)
      

ライブラリーイベント

【六本木/アークヒルズ ライブラリーメンバー対象】
 ※マイページよりお申込みください。
【会場】アカデミーヒルズ(六本木ヒルズ森タワー49階)

日時

2017年08月28日 (月)  19:15~20:45
終了しています

内容

【概要】

実際に‘こわい’ことや‘あやしい’ことに出会うのは嫌なことですが、
そうした話を聞くことはそう嫌なことではないようです。
とりわけ子どもたちは好きなようです。

そうした気持ちはどこから、なにから出てくるのでしょうか。
‘わび’・‘さび’は日本人の美意識をよくあらわす言葉です。
‘わび’はけして豊かではない生活のなかでも心を満たそうとする心、
‘さび’は何の変化もない平々凡々とした生活のなかに豊かさや
奥深いものを感ずる心から生まれるとされています。
 
同じように日本人の心根には、たとえば、
‘いき’とか‘あわれ’などもありますが、ここで言う‘こわい’や‘あやしい’は、
日々のニュースで喧伝されているもろもろの事件に対する生な感情ではなく、
私たちの生活の奥底にある不可思議なものごとに
憧れから生まれるのではないでしょうか。
 
『別冊太陽日本のこころ』(平凡社)は、
少し前に『こわい絵本』(2015年)と『あやしい絵本』(2016年)を
テーマとしてヴィジュアルな特集を出しています。
それらで取り上げられている数々の絵本は、そうした不可思議な
ものごとに惹かれる心根を解き明かしてくれそうです。
 


竹内 清乃(たけうち きよの) プロフィール

1967年静岡県生まれ。
古美術雑誌やタウン誌制作を経て、1996年平凡社入社。
『コロナ・ブックス』編集部、月刊『太陽』編集部、『別冊太陽』編集部に在籍。
2014年より『別冊太陽』編集長を務める。
主な仕事に「春画」「狩野派決定版」「江戸絵画入門」「金子みすゞ」などがあり、
同誌の絵本シリーズにも携わっている。


柴田 こずえ(しばた こずえ)プロフィール

絵本の雑誌「MOE」を経て、フリーで子どもの本の編集・取材執筆などに携わっている。
編著に『画集 赤羽末吉の絵本』、聞き手に「別冊太陽 絵本の作家たちⅢ・Ⅳ」「別冊太陽 海外の絵本作家たち」など。
 


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