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『読書の秋は食欲の秋』 美味しいもの満載の本とは?

おつまみ横丁―すぐにおいしい酒の肴185

ヨーガンレールの社員食堂

慎みを食卓に

WAKIYA

ペンギン夫婦がつくった石垣島ラー油のはなし

スキニービッチ

ゆっくり読書が似合う秋は、美味しいものに心ひかれる季節でもあります。思わず「これ食べたい!」と叫んでしまうもの満載の本をご紹介します。

おつまみ横丁―すぐにおいしい酒の肴185
編集工房桃庵編 池田書店
秋といえばお酒が美味しい時期。誰にでも好かれる定番の居酒屋メニューを、簡単に作ることができるのがこの本。よくある材料を使って、一人分だけササッと作れるようにどのレシピも3工程のみ。
普段料理をしない人にこそおススメの本です。
ヨーガンレールの社員食堂
高橋 みどり著 PHP研究所刊
DCブランドの時代から天然の素材を大切にして独創的なデザインの服や布を発表してきたデザイナー、ヨーガンレール。
彼の会社があるのは東京の下町の一角。そこで毎日ふるまわれる社員食堂の食事は、野菜たっぷりで肉と魚を使わないもの。
それなのに、どれも本当に美味しそう。日々の暮らしを大切にしたくなる食事です。
WAKIYA
脇屋友詞著 講談社インターナショナル刊
世界中で注目を集めている日本人の食事への思いやセンス、技術は、決して和食にだけに表現されるものではありません。
日本人としての中華料理をニューヨークでも展開するシェフ、脇屋友詞。
彼の世界を英文で伝えるこの本は、美しい写真と相まって、海外の友人へのギフトとしても魅力的でしょう。
ペンギン夫婦がつくった石垣島ラー油のはなし
辺銀愛理著 マガジンハウス刊
美味しいもの情報にいつもアンテナを張っている人や沖縄の食と暮らしに憧れる人なら、誰でも知っているのは、通称「石ラー」、石垣島ラー油です。
都内の高級スーパーや沖縄のアンテナショップではいつも数量限定で販売してはあっという間に完売。
ラー油とは調味料というよりも、ソースだったのではないか ? と思ってしまう人続出の石ラーを生み出したぺんぎん食堂の夫婦の物語。食べ物ときちんと向き合うということは、生き方そのものなのだということが、素直に実感できるのです。
慎みを食卓に
辰巳芳子著 日本放送出版協会刊
となれば、誰も逆らえない、日本料理界の大御所の本ははずせません。
食の快楽に溺れずに、美味しくて身体によいものを食べていきたい、と思う人の必読書。
心静かに、秋の夜更けにじっくり読みたい食の本です。
スキニービッチ
ロリー・フリードマン、キム・バーノウィン著
ディスカヴァー・トゥエンティワン刊
ダイエットという言葉は、日本では痩せるための食事と思われることも多いのですが、実は本当の英語の意味は、身体によい食餌療法ということですね。
この本のメッセージは「成分表をよく読んでカラダにいいものだけを選んで食べる」ということだけ。それで全米100万部のベストセラーになりました。
これを徹底することは、実は美食とスリムな身体を両立させることになるかも?でも実行するのはかなりムズカシイ?
欧米では常識となっている科学的なデータと、食への慎みをともに実現しようと思う人へのヒントが込められています。

今を生きるビジネスパースンにとって不可欠の基本良書だけを精選した
コレクションを集めたマイライブラリー・ゾーンに新刊入荷

ウォ−ル街のランダム・ウォ−カ−

仕事や資格試験の勉強に、熱心に集中している人が多いのは、六本木ライブラリーの中でもマイライブラリーゾーン。「家にいるとついサボってしまう」、「周囲にマジメに勉強している人がいると、自分も頑張らなきゃという気になる」と、目標や課題を持った人たちに好評です。

そんなマイライブラリー・ゾーンに、新しい本が増えているのをご存じですか?
仕事に役立つ「ビジネス・経営に関する本」、「キャリアについて考える本」、「心と身体に関する本」、「資産形成に役立つお金の本」など約250点が、この7月にラインアップ。

たとえば、自己啓発本の古典といえば、ディル・カーネギー。投資の原則ともいえるのは『ウォ−ル街のランダム・ウォ−カ−』というように、今を生きるビジネスパースンにとって不可欠の基本良書だけを精選したコレクションは、実はなかなかないものです。一般の図書館には見当たりません。これらの本を利用できるのは、六本木ライブラリーメンバーだけの特典です。

常に変化し続けている六本木ライブラリー。仕事や勉強の合間に、ふと目に止まった本との出会いから、多くの気づきを得ることができる空間は、盛夏を迎え、ますます人気を集めそうです。

春だから、もう一度英語をやり直してみようか?
そんな人におススメの本

24 英会話

英語で秋葉原を紹介する本

英語手帳 My English Organizer

3行で伝わる英文ビジネスEメール

トーキョーストーリーズ

新入社員の姿が眩しいこの季節。春なんだから心機一転、何か新しいことを始めようと思う人が一度は考えるのが、「英語をきちんとやり直そう!」。

これまでとは違ったアプローチで英語を攻略してみるのなら、最近の英語学習のトレンドをチェックしておかなくては。
たとえば、『24 英会話』は、誰もが知っている人気海外ドラマ、「24」のセリフを確認できるもの。例文の数が少ないので、全部暗記してしまうのも簡単。

英語で秋葉原を紹介する本』は、外国人観光客にとって人気の観光地である秋葉原の案内に役立つ本。現代の日本を説明するのに役立つフレーズが満載。

いや、他人のセリフや決まり文句ではなく、自分自身を表現するツールとして英語を使いたい!と考えるなら、『英語手帳 My English Organizer』がおススメ。
成功法則や自己啓発に関して多くのベストセラーを出している神田昌典さんが著者なだけに、自己実現の道具としての英語を学ぶモチベーションが高まります。

そして英語ができれば、人生のオプションも広がります。外資系企業に勤めることや、海外暮らしに、やはり「どこの国に行っても通じやすい」英語の力は必須。

3行で伝わる英文ビジネスEメール』は、英語を使って仕事をする人の多くが認める『英文履歴書の書き方』の著者が著したEメールの本。
実践的な言い回しがたくさん掲載されています。

そんな日本に暮らす“ガイジン”達の世界を、実際に覗いているかのようにリアルに描くのは『トーキョー・ストーリーズ』。フィクションとは思えないほどトーキョーの今を明るく描くこんな小説を読めば、ますます英語を学びたくなってくるかもしれません。

「読まなければならない本」はまたの機会に。
年末年始は読み始めたら止まらない長編に挑戦 !

最新のビジネス書籍には目を通しておきたいし、話題のベストセラーも読んでみたい・・・。そう思っていると、「読まなければならない本」がどんどん増えてしまうもの。 時間のとれる年末年始くらいは、そんなmust readを離れて、「読む必要はないけれど、読み始めたらやめられない長編」にひたってみませんか?
本を読むことの純粋な喜びを味わうことのできる、壮大な物語を3冊ご紹介します。

ワイルド・スワン
ユン・チアン著、土屋京子訳、講談社刊

「なんという歴史を、中国の人たちは生きてきたのか・・・世界の人々が長いあいだ知りたいと思いつつ誰も描くことのできなかった中国のほんとうの姿が、私たちに理解できる部分もできない部分もひっくるめて、ありのまま描かれている」と翻訳者があとがきで述べるこの『ワイルド・スワン』は、文化大革命とは何だったのか、中国とはどんな国なのかを、あますところなく伝えています。
圧倒的な情報量、そこで生きる人々の壮絶な生活な暮らしに、最初の1ページ目からひきつけられてしまい、あっという間に読みとおしてしまうこと間違いなしの世界的ベストセラーです。

竜馬がゆく
司馬遼太郎著、文藝春秋刊

どんなに本嫌いの人でも、この大作だけは読みとおしてしまうという、まさに国民小説。
これを読んで面白くなかったという人は滅多にいないだけに、今では夜通し読みふける時間がなくて、読み直す人は少ないかもしれません。
けれど、日本と世界のあり方が激動するグローバル時代だからこそ、維新の時代の若者たちや魅力的な人物の歴史にどっぷりひたってみることも、新年を迎えるにあたってふさわしいもの。
歴史の転換点にはどうしてこのように素晴らしい人々が集積するのか、時間と場の関係にも思いをはせることができます。

ハリー・ポッターと賢者の石
J・K ローリング著、松岡佑子訳、静山社刊

「どうせ子ども向きなんでしょ?」、「ファンタジー小説は好きじゃなくて・・」と縁遠く思っている人も、読み始めたら確かにベストセラーの価値が理解できる、よくできたストーリー。
そんな皮肉な視線さえも跳ね返すのは、圧倒的な物語の力。ぐいぐいと引き込まれてしまい、いつの間にか続編を待ち望む人続出中。どうしてこの本が世界中でベストセラーになっているのかを考えてみるのも面白いでしょう。

今話題の「ワークライフバランス」について考えるための本

仕事も家庭も大切にして充実した人生を送ることは、個人の生活の質を上げることだけでなく、
企業の生産性や創造力を増やすことでもある…そんな視点から、「ワークライフバランス」への注目が高まっています。

毎日の自分の暮らしや仕事と、「ワークライフバランス」の意味を考え、
私たちの生活を変えていくヒントになる本等をご紹介しましょう。

ワークライフバランス社会へ―個人が主役の働き方
大沢真知子著、岩波書店刊

日本人の働き方は、海外とどのように違っているの? 経済がグローバル化した社会では、「9時から5時まで働く正社員が、新卒から定年まで働き続ける」以外にどんな働き方がある?

女性の70%が出産すると離職するという日本の現状が、いかに特異であるか、男性にとっても働きにくい国であるかを表しているのかということが心に残ります。現在の私たちの働き方に対して、公的機関のサポートが追いついていない現状を、豊富なデータと国際比較によって理解できます。

ワ−クライフバランス 新しい人事戦略
小室淑恵著、日本能率協会マネジメントセンタ−刊

実は、日本人の労働生産性の低さは驚くべきもの? 家庭を犠牲にした長時間労働は、企業にとってもマイナス。かといって、 現状をどのように変えていくことができるのか…?

そんな現状への答えとして、600社へのコンサルティング実績を持つ筆者は、「変革の8ステップ」を提言。企業経営の人事戦略の観点から、ワ−クライフバランスを保つことのできる社会への変革を訴えます。

ビッグツリー ―私は仕事も家族も決してあきらめない
佐々木常夫著、WAVE出版刊

そうは言っても、どうやって仕事も家庭も大切にできるのか?
家族を第一にしたいとは思っているが、仕事の手を抜くこともしたくない。仕事だって楽しいしやりがいもある。そのように思う人にとって勇気づけられる会社員生活を描くのはこの手記。

東大卒、一流名門企業において同期トップで取締役に選出された遣り手サラリーマンの家庭には、数十回の入院を繰返す妻、自閉症の長男、自殺未遂を起こしてしまう娘の存在がありました。
家事一切から介護、障害者のサポートグループ、ペットの世話までこなしながら転勤を重ね、ビジネスマンとしてもトップに上り詰めた筆者は、「日本の企業にはムダな長時間労働が多すぎる」と熱く主張します。

ワーク・ライフ・バランス手帳〈2008〉
勝間和代著、ディスカヴァー・トゥエンティワン刊

では現実に、家族を大切にしながら仕事でも成功するために、私は何をしたらよいのか?
わかりやすいアクションとして、手帳を変えてみるのはいかがでしょう。

ベストセラー、『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』の著者は、ウォールストリート・ジャーナルから、「世界の最も注目すべき女性50人」に選ばれたワーキング・ウーマンでありながら、三人の女の子の母親。

時間がいくらあっても足りないはずなのに、次々と成果を出していく人の秘訣は、「やらないことを決める」こと。仕事も家庭も楽しんで成功させるための、具体的なヒントが満載です。

ビジネスに役立つ資料を揃えています

新規プロジェクトや新たな業務開発をするにあたって、競合企業や所属業界の調査は欠かせないものです。そのような基礎資料をどうやって入手していますか。「インターネットで探す」だけでは他人より一歩抜き出ることはできません。アカデミーヒルズ六本木ライブラリーでは、企業や大学の図書館のように、紙媒体のビジネス資料も揃えています。

たとえば、『業種別審査辞典』は、全国の金融機関で企業審査に使われている基本的資料。日本中約1100業種の細かな情報が、経験豊かな専門家の知見とともに明らかになっています。これら基本情報と、 国などの定める指定統計 、速報性に優れた『ビジネス情報プロフェッショナル』(アカデミーヒルズ六本木ライブラリーメンバーのみが利用できるオプションサービスです)を組み合わせることによって、はじめて多面的な情報分析が可能になります。

六本木ライブラリーの「ビジネス支援資料」は約300タイトルの小さなコレクションですが、『社会調査ハンドブック』、『統計ガイドブック』といった企業分析・業界調査の基本書籍から、『建設統計要覧』、『中国上場企業ガイドブック』といった業種別、国別情報まで揃えています。

「ビジネス支援資料」はマイライブラリー・ゾーンに置かれています。

どこにどんな本があるかわからないライブラリー

何かを一生懸命考えていながらも、なかなか良いアイディアが出なくて困った、でもふっと思いがけない時にー例えばお風呂に入っている時に、通勤途中に何気なく一輪の花を見た時に、ランチタイムに外に出た時に、それまで思いつかなかったようなアイディアが、浮かんできたことはありませんか?

アカデミーヒルズ六本木ライブラリーでは、そんな、新しいアイディアを生み出すような意外なものとの出遭い(serendipity)を、とても大切にしています。たとえば、もしあなたの読みたい本が既に決まっていて、それをできるだけ早く手に入れたいのなら、ネット書店で買ってしまえば一番効率的。
でも、もし少し時間があるならば、ぜひ私たちのライブラリーに来てみて下さい。「新しくて、オモシロクて、割と品のいい」ということで選ばれた本が、ずらりと並んでいます。けれど普通の図書館のように「ここは歴史の本」といった、ジャンルを示すサインはほとんどありません。のんびり歩き回って、あなたがこれまで存在していることも知らなかったような本が、アトランダムに並んでいるのを見て下さい。自分の世界が広がっていくのがわかります。そのために、本はできるだけ綺麗な装丁をしっかりお見せできるように配置しました。

地上49階、東京タワーが真正面に見えるスタイリッシュライブラリーは、実は、おもちゃ箱を引っ繰り返したような意外性に満ちています。「世の中にはこんなにたくさんの本があるんだ」ということを、ぜひ、楽しんで発見して頂ければと思っています。

ダイヤモンド社から、日本の経営者の伝記をご寄贈頂きました

ご寄贈頂いたダイヤモンド社取締役坪井様と「週刊ダイヤモンド」編集部榊原様

日本を代表する、ビジネス・経営書籍の出版社ダイヤモンド社は大正2(1913)年創業と古い歴史を持ち、経営に関する貴重な資料も収集してきました。
週刊ダイヤモンド」等の雑誌や、「会社職員録」等のデータブックを編集する資料とするためにも、自社で出版した本のみならず、幅広く日本の経営に関する書籍を戦前から集めてこられました。
その中には、日本の企業経営者の伝記や社史等、一般の書店や図書館ではなかなか入手できない本も多く含まれています。

この度、六本木ライブラリーでは、それらの貴重な書籍を約600冊、企業経営者の伝記を中心にダイヤモンド社からご寄贈頂くことになりました。
松下幸之助といった、誰もが知っている経営者から、社名は知っていてもその創設者は思い浮かばない、知る人ぞ知る経営者たちが、どのような想いで企業を創設し、困難を乗り越えてきたかがわかる評伝です。

今は日本を代表する大企業も、その始まりは小さなベンチャーでした。成功するかもわからない冒険に、果敢に乗り出していった先人たちの生き方は、歳月を経てこそ学ぶところも多いもの。

現在、グレートブックス・ライブラリーの「日本の事業家」コーナーに、約300冊が並べられています。じっくり探せば探すほど、あなただけの「掘り出しもの」が見つかるはず。

過去の人の経験や知識から学ぶことのできる貴重な書籍を、どうぞ手に取ってお楽しみ下さい

キャリア・お金・ビジネスについての本

会社に守られた人生設計が難しくなっている現在、資産形成についても自分自身でしっかり勉強しなくては… という人が増えています。アカデミーヒルズ六本木ライブラリーでも、「キャリア・お金・ビジネスについての本」のコーナーは、いつも人が絶えません。お金やビジネスの作り方について最近出版された本の中から、人気の5冊をご紹介します。

世界級キャリアのつくり方
黒川 清・石倉洋子著 東洋経済新報社 刊 2006年5月25日発売

学校を出て就職したら、定年までずっと一社でキャリアを積む・・・といったことは、ますます困難になってきた21世紀。自分自身の力を常に磨き、「この腕一本で、世界中どこへ行っても食べていける !」というほど、プロになれたらどんなにいいでしょう。

『世界級キャリアのつくり方』は、まさに日本を代表する国際派のプロ2人が、20代、30代から何をこころがけていれば、世界で勝負できるプロになれるのかを詳しく書いた新刊本。

医師・日本学術会議会長という、日本的な重々しいタイトルを持つ黒川清氏は、実は、アメリカの医学界での経験が長く、UCLAの教授も勤められた方。アメリカと日本の議論の仕方の違いに触れ、「普通日本ではこうした場合、議論を尽くした後でリーダーが意思決定するという明確なプロセスが見られないことが多い。ああだこうだと議論したあげく、何となく、ある所に決まってしまい、明確な意思決定もその責任が誰にあるかもあいまいなままで終わることが多い。組織の長がした意思決定に対し、メンバーも後で文句をつけたり、その決定の結果が悪い方向に向かうと、あの決定に対し自分は実は正反対だったと後講釈することがある」と語ります。

だからこそ、小さくても一つの組織の長になってみて、自分でビジョンを語ってチームを導く経験をする。それによって、「暗黙の了解」が通じない世界中の様々な国の人々と、共に働いていく基礎ができるのだと具体的に教えてくれます。

それにしても今から自分がこんなエライ先生のようになれるのか?
不可能ではないか?と思うなら、世界トップの経営コンサルタント、マッキンゼーの敏腕コンサルタントから、一橋大学大学院教授になった石倉洋子さんも、実は単なる(?)フリーターだったことにご注目。大学卒業後の7年間を通訳・翻訳のアルバイト生活をして過ごしました。それからどうやって、一橋大学大学院MBAコースの看板教授を勤めつつ、内外の一流企業の社外取締役の任務を果たし、政府審議会の委員をこなしながら世界を飛び回るようになったのか・・・。そんな秘訣を、「国際派プロ」になるためのキャリアステップ、「国際派プロ」に必要な五つの力というポイントに分けて語ります。

株価チャート練習帳
秋津学著、東洋経済新報社刊 2006年2月9日発売

どうやら株とは、自分自身の哲学に加え、練習して技術を身につけることも必要なものらしい・・・と気付いた人たちに人気の練習帳。「毎日1万円、毎月20万円確実に、そして優雅に稼ぐ技術を身につける。」ことを目指すワークブックです。

夢と幸せを実現するお金のつくりかた
逢坂ユリ著、ダイヤモンド社刊 2006年1月26日発売

やはり株より不動産がお金持ちへの近道?「月給20万円から不動産で資産10億円作った」美人女性。「攻める投資家」と呼ばれながらも、実際には地道な努力が印象的。「初めて不動産を買うまでに 1,000件以上の物件を見た」等、足で稼ぐ調査と情報に対する貪欲な姿勢には頭が下がります。

個人事業・自由業者のための会社をつくるメリット・デメリット本当のところズバリ!
井上修著、すばる舎刊 2006年1月23日発売

株でも不動産でも、利益が出てきたら会社組織にするべきなのか? それとも個人事業主の方が得なのか?自営業なら誰もが悩むこの問いに答える書籍は、これまでほとんどありませんでした。会社を作るメリット・デメリットをわかりやすく解説しています。

日本で一番使える節税の本
佐々木道康著、ブックマン社刊 2006年1月30日発売

究極の資産形成は不必要な税金を払わないこと。「無謀な脱税より正しい節税を」と述べる著者は税務コンサルタント。「帳簿の利益は、会社の状況を示していない」と、税理士、公認会計士が教えない、税金急減の超秘策集を教えます。

33歳で資産3億円をつくった私の方法
午堂登紀雄著、三笠書房刊、2006年3月1日発売

株、為替、不動産、節約、節税、起業と、お金持ちになるための様々な要素を1冊にまとめ、レバレッジをきかせることの有効性を語る著者。わずか70万円の貯金から、3か月で1億、1年で3億の資産を作り、年間1200万円のキャッシュフローを生む方法とは?

キャリア・お金・ビジネスについての本

大手企業の部長職としての勤務の傍ら、『仕事と人生に効く100冊の本』]、『早朝起業』、『バランススコアカードの使い方がよくわかる本』、 『マインドマップ読書術』等多数の著書を持つ松山真之助さんは、大学の客員教授、ジェイカレッジ校長の顔も持つ、スーパーサラリーマン。毎朝、早起きして通勤電車の中で読まれた本を紹介する書評メルマガは、数万人の読者をお持ちです。このメルマガや、サイトWebook of the Dayの読者から生まれた、「1年に100冊の本を読もう !」という「すごい100冊倶楽部」も主催。アーク都市塾のゲスト講師も勤めて頂きました。

アカデミーヒルズ六本木ライブラリーでは、そんな松山真之助さんから、ご自身が実際に読まれた本をお借りし、ライブラリーカフェに面した書棚に松山さんコーナーを作りました。どんな本があるのかな? どうぞ手に取ってご覧下さい。

そしてナント!松山さんご自身にもマイライブラリー・コミュニティメンバーになって頂きました。ライブラリーであなたの隣に座っている人が、松山さんかもしれませんよ !
(松山さんご自身による本への線引き、書込みをライブラリーメンバーの皆さまにお楽しみ頂きたいので、このコーナーの書籍は蔵書であっても販売は致しません)

キャリア・お金・ビジネスについての本

起業ってこうなんだ!どっとこむ
藤田 晋・米倉 誠一郎著 NTT出版刊

資金調達、採用、育成から、ネット業界で起きている「リアル」な情報まで、起業と経営にまつわる森羅万象を縦横に語り合う「渋谷で働く社長」と「IT社長に最も信頼されている経営学者」。歴史にも造詣の深いイノベーション研究の第一人者と、様々な困難をねじ伏せてきたITベンチャーの雄。信頼しあう同志だからこそ炸裂する本音トーク!

「起業の持つ意味」と「時代が起業家を求める理由」、その先には「21世紀を代表する会社を創る」方法が見えてくる!30万部近くを売ったベストセラー『渋谷で働く社長の告白』を超える、新たなメッセージを聴け!

たった3人で起業したサイバーエージェント。その急成長に「謎」は多い。上場前には売り上げ4億円だった会社が、わすか4年で売り上げ100倍に。ネットバブルがはじけ、倒産が相次いだ業界で、この急成長はどうして実現したのだろうか?粗利益95%という数字は、どうして可能なのか?新規の事業ドメインを、どのように成功に導くのか?サイバーエージェントを巡るいくつもの疑問に米倉教授が迫り、藤田社長が応える。

村上ファンドに株を大量取得された経験を持つ藤田社長は、村上ファンドをどうとらえているのか?二人の対話は楽天・TBS問題にも及ぶ。「買収で成功する会社、向いていない会社」、その違いはどこにあるか?
「起業ブーム」といわれる昨今、本書を読めば「どうすれば起業できるのか」がリアルにわかる。

キャリア・お金・ビジネスについての本

プロのFP(ファイナンシャル・プランナー)にしてブックカフェのオーナー。マイライブラリー・コミュニティメンバー梶村陽一氏によるブックレヴュー。

おカネの発想法 財産と生活を譲りながら本物のおカネ持ちになろう!
木村剛 著、実業之日本社刊

今回で「金持ち本」書評はいったん終了である。最後に取りあげるのは「木村哲学」の総大成、「おカネの発想法」。ある意味で「金持ち父さん」のキヨサキ氏と正反対の結論なのが興味深い。

他人に働いてもらおうという発想の株主や投資家(資本家)になろうというのではなく、自分がおカネになってしまえということで、いってみればサラリーマンや自営業を極めるべしということなのだと思う。「金持ち」ではなく「おカネ持ち」なのがこの発想法の大事なポイント。というのも、

この本は「おカネ」とはそもそも一体何なのかという深い地点までおりていく。物体としての「金」や紙の「日銀券」だけでなく電子マネーにもなっていく「おカネ」というのは何か。

よく言われる「信頼性」といわずに、少し耳障りな「一般受容性」という言い方でそれをすくいとるのがなかなかよいのだ。簡単に言ってしまえば「誰もが受け取ってくれるモノ」というわけ。- それはまた「ことば」のようでもある。

「人と人の間で「ことば」なしにコミュニケーションすることは不可能です。私たちは、必ず「ことば」というものを媒介にしてコミュニケーションするわけです。それと同様に、人と人の間で直接物々交換をすることはなかなか困難なので、おカネというものを媒介に使っているわけです。」

こうして「おカネはコミュニティと表裏一体である」ことをしっかりといらえていると。いいかえれば「おカネの価値は、人と人との関係の中においてのみ現れてくるということ」を知っていると「おカネ」に振り回されないように動けるようになる。これが大事だ。

もちろん木村氏は「公的年金改革の失態に財政破綻を予感する」立場であり、日本の財政赤字が極めて巨額で解決不能と思われるほど大きな規模になっている事実(危機)を直視すべきだという。何かしなければならないが、最悪の環境になっても自分の人生と家族と財産を護っていくこと以外に美味しい話があるわけじゃない。資産を外貨で持ったり投資運用をしたりすることも確かにやる価値がある。

だから木村氏の著書である「投資戦略の発想法」も大切。しかしここが重要なのだがキヨサキ氏のようにビジネスオーナーになったりバフェット氏のように資本家になることを推奨するわけではない。もっと大事なのは節約。それから自分の仕事をしっかりすることなのだ。「おカネの哲学」とは本来こうあるべきだと私も思う。

(資本主義や株式会社についても「おカネ」の観点から見事な経済学的解説があるがここでは省略する)

「財産を形成するために覚えるべき第一の手段は株式投資ではありません。節約という手段が実は重要なのです。というのは、節約というのは、投資のプロにあなたが勝つことのできる最高の手段だからです。」

まさに「株式投資はアルバイトにすぎない」わけで、さらにいえば「あなたにとって、最も重要な投資は自己投資であり、あなたの財産形成は仕事からの収入に大きく依存して」いることを冷静に認識すべきなのだ。

仕事を極め自分のバリューをあげていくとどうなるのか。木村氏独特の言い方だが「自分がおカネになる」という発想にたどりつく。実際には「友人関係」のもつ「信頼性」が「一般受容性」に近づくものであるというあたり前の事実なのだ。

「コミュニティを創り、おカネというコミュニケーションツールの媒介なしに、様々なモノやサービスの相互提供が行われるようになってしまうと、それは、自らおカネを創り出していることと同じなのです。」

木村氏の「おカネの発想法」が、見えない資産(インビジブルアセット)あるいは社会関係資本(ソーシャルキャピタル)といった概念ととても近いところにあるのがわかるだろう。

「ですから、コミュニティとか、仲間とか、人望とか、信頼性とか、信用というモノは、おカネと同じなのです。そいうおカネをどういうふうに獲得していくのかが極めて重要なのです。人生を豊かにするためには、おカネを貯めることは大事です。でも、おカネを貯めることができなくても、コミュニティを創ったり、仲間を増やしたり、人望を獲得したり、信頼性を増したり、信用を高めたりすることで、おカネを代替することは十分に可能なのです。もっと言えば、それらは、おカネよりも素晴らしい財産になるはずです。」

そうか「ブックカフェ」ってそういうことかといまさらながら思いつつ少しもFPらしくないわたしの「金持ち本」書評を終えようと思う。ではまた。

キャリア・お金・ビジネスについての本

プロのFP(ファイナンシャル・プランナー)にしてブックカフェのオーナー。マイライブラリー・コミュニティメンバー梶村陽一氏によるブックレヴュー。

「ウォール街のマネー・エリートたち―ヘッジファンドを動かす人びと」
大井幸子著 日本経済新聞社

小説仕立てでヘッジファンドを語るというのは、一見やりすぎのようにも見えるが、金融の世界を正しくつかむためには、制度や技術よりも本当は人間に注目しなければなないわけだから、これは当然の形式である。

類書には文化人類学を学んだイギリス人の女性が書いた90年代日本の金融をテーマにした「セイビング・ザ・サン」がある。金融というものが、市場とかいう無色透明なものだけでなく、人間の営為や文化の違いといったことと切り離せないことを知ることは、重要だ。

さてこの本のタイトル。「エリートたち」はあんまりいいタイトルではないが、「人」に注目しているんだよ、というのが副タイトルの「動かす人びと」とくり返されることで伝わってくる。

ウォール街(アメリカ)の価値観に華僑や欧州や日本の文化がぶつかり合う。それこそが金融なんだといいたげである。内容はまさにそうで、ヘッジファンドなどの「私募金融」がどのように生まれて育ってきたかかがわかって面白い。

「ヘッジファンドとは、ある程度のリスクに耐えられる投資資格を満たす富裕層もしくは機関投資家のみに限定された私募の投資手段である。誰でも投資できる公募投資信託(ミューチュアル・ファンド)で安全運用を目指すため、ショート(空売り)、レバレッジ(借り入れによる投資)、デリバティブ(オプションなど金融派生商品)を用いることが法律上禁じられている。一方、ヘッジファンドは私募であり、法律上、自由にさまざまな技術を用いた投資戦略が可能である。」

こんなヘッジファンドにとって、大きな転換点は、ロシア危機に基づくLTCMの破綻であった。ノーベル賞的金融工学があっても、突然の破壊的局面には機能しなかった。技術はもっともだったが、寄って立つ市場認識の理論が誤っていたのだ。そこで出てきたのが「市場は効率的である(ランダム・ウォーク・セオリー)」という過去30年にもわたってアセットマネジメント業界の定説であったセオリーを覆す「ノン・ランダム・ウォーク・セオリー」。 21世紀になるとこれがヘッジファンド業界で実践されていく。

いかに利益を上げるかよりも、むしろいかにリスクを制御し管理(コントロール)するかに焦点が移ったのだ。一般の投資家が市場で熱狂的な行動に出ることに巻き込まれないよう、その群集心理に基づくリスクを熟知し、ヘッジ手段を考えるというわけだ。

この小説の主人公の「ドロシー」は米国で生まれた若い中国女性という設定で、華僑人脈を持ち、一族の相続問題をきっかけに「ファミリー・オフィス」経営を実体験する。この「ファミリー・オフィス」とは、アメリカではロックフェラーやカーネギー一族などの一代で富を築いた大富豪たちのプライベートな資産運用管理会社をさす。

「ファミリー・オフィスでは、一族専用の運用者、会計士、税理士、弁護士、外部の運用コンサルタントなどがチームを作り、資産が末代まで保全されるよう注意深い管理を行う。」

アメリカでは、ヨーロッパの古きよき「財産管財人」としてのプライベート・バンカーよりも、効率的な資産運用、相続・税務・慈善事業などをあらゆる側面のサービスを統括したこのような「ファミリーオフィス」的な機能が重視されるのだ。

彼女が一族の資産を保全するべく、さまざまな人と出会い、ヘッジファンドの世界を理解していくということなのだけど、それは日本社会にいると想像のつかない物語である。例えば「サード・パーティー・マーケター」と呼ばれる投資家と運用者の間に立ってヘッジファンド運用会社のためにファンド・レイジングをする存在。けっして販売手数料を稼ぐための銀行窓口のようなものではない。プライベートクラブの人脈を通じて人間として信用できるのかどうかが試される。

さてヘッジファンドは21世紀に入ってまた大きな危機に見舞われる。エンロンなどの会計不正疑惑である。これはとんでもない市場の混乱を巻き起こした。「信頼という目に見えない糸が切れたとき、恐ろしい連鎖反応が起こる。この細い糸でつながれた人脈そして信用のネットワークが、根こそぎ崩壊の危機にさらされる」と著者は書く。

さまざまなヘッジファンドの新潮流が生まれる。例えば「ファンド・オブ・ヘッジファンズ」。まるで手法の異なる運用者を束ねるゲートキーパーとして、各運用者の評価と、資産配分のポートフォリオ構築と、全体のメンテナンスをおこなう責任者がいる。こうやって運用全体のリスクをコントロールしヘッジを実現しようとする。著者は、主人公に託してこう書く。

「マネーの集まるところには、当然、強いエゴと欲望が集中し、人間の業ともいえるような嘘と見栄の世界が広がる。その一方で、投資運用というプロの世界においてマネーを通して見えてくるものは、人と人が互いに信用し、新たにビジネスを築いてゆくプロセスである。それは、投資家と運用者がベンチャーを起すダイナミズムと類似している。マネーは、人と人が信用を通して織りなす関係の上に集まり、そして、そのエネルギーが運用という形でマネーを突き動かすのである」

まさにヘッジファンドは純度の高い「信用」の上になりたっており、虚業ではないのである。また「市場」に潜むリスクはその後も、9・11やITバブル崩壊のような形で繰り返しやってくる。「黒いスワン」の比ゆどおり、まっとうな運用者はいま、一般にスワンは白いと思い込まれている時に、可能性の極端に低い黒いスワンが出たときのことを想定して運用している。そして本当の黒いスワンが出現した時に大きなリターンを得る。これは正当なリスクヘッジに対するリターンとなる。

最近ではヘッジファンドに機関投資家のマネーが流入している。日本の金融機関もこぞって新しいヘッジファンドを紹介し始めている。まさにヘッジファンドバブルである。バフェットもその動きに警笛を鳴らしている。

遠く日本社会にいる私たちは、金融商品に限らずあらゆる商品を、どういう運用者がどういう考え方を持って何をリスクコントロールしているかなどお構いなしに、運用のオルタナティブな?技術の有効性や、会社(組織)の暖簾のようなブランドで判断しがちである。ところが私募金融市場を正しく見つめると「人」こそが、あるいは「人と人のつながり」こそ信用できるかどうか重要のポイントになってくることが分る。

本当の「信用」は「おカネ(マネー)」ではなく「人」に注ぐべし。ありふれた結論なのだが日本が金融コングロマリットだとか金融立国だとかいわれるバブルな時代には、この真実を良く噛みしめたほうがよいのではないだろうか。

キャリア・お金・ビジネスについての本

億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術

BERKSHIRE HATHAWAY INC.

プロのFP(ファイナンシャル・プランナー)にしてブックカフェのオーナー。マイライブラリー・コミュニティメンバー梶村陽一氏によるブックレヴュー。

「億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術」
メアリー・バフェット、デビッド・クラーク著
井出正介、中熊靖和訳、日本経済新聞社刊

私たちは資本主義(キャピタリズム)の社会に生きている。資本というものは一般に目に見えないが、土地や株式という形でその一部分が見えるように、お金という尺度で測っていたりする。

資本家と投資家は、それゆえ、微妙にズレてくる。前者は土地資本も含めて見えない資本を管理し、そこからキャッシュフローを導き出す者を指す。後者は出資をしてその結果で利得を得る者を指すことになる。とりわけビジネスへ出資した権利である「株式」は現在はマーケットで取引されるゆえ、投資は運用というコトバに近づいていく。

今日の証券市場では「株式」以外にも「為替」が信用取引されたり、金融工学による「オプション」なども運用手段に加わり、「オルタナティブ投資」なるコトバさえ生まれてきた。しかし言葉巧みな金融商品に騙され手数料を巻き上げられることがないように、一度しっかりと「投資」とは何か考えてみる必要があるだろう。

会社の誕生」によれば、日本最初の株式会社は明治5年の条例による「国立銀行」だという。政府紙幣を銀行券にするという金融機関としての「株式」会社なのである。

事業会社と都市銀行が全く違っている今日からみると不思議なことで、銀行券を発券する複数の国立銀行は「民間」なのかという気もするが、「株式」というものは事業の遂行に必要な資金を事業に対しての有限責任で集めやすくする仕組みにすぎない、と考えれば理解できる。

ともあれ、「株式」は出資したという権利なのである。事業を行うために会社や組合などをつくる中で「株式公開」をすれば広く一般の投資家が出資しやす、ということいが「株式会社」の基本的な考え方である。投資家は事業のオーナーとして資本家の仲間入りをする。

さて、前置きが長くなったが、万人が預金・貯金ではなく投資・運用をする時代に、ジョージ・ソロスと同じように著名なウォーレン・バフェットという「投資家」に注目するのは当然であろう。バークシャー・ハサウェイという投資会社は素晴らしいパフォーマンスを上げている。

その「バフェット流」の投資思想・投資技術について知るために、この本は非常にわかりやすくできている。ワークブックの体裁を取っているので「教科書」のようにも使える。もちろん同じようにやれば誰でも「億万長者」になれるわけではない。あくまで「億万長者をめざす」わけだ。

投資技術は比較的平凡である。公募投資信託のファンドマネージャーが安値で買って長期間保持する「ロング手法」で成果をあげるのと同じである。むしろバフェットがどういう事業に着目しているのかという、銘柄選択「思想」には、彼一流の「株式」や「資本主義」への洞察があり、興味をそそる。まさに「投資」がお金をふやす仕組みが述べられている。彼によれば投資に値する「事業」を見つける指標として「コモディティ企業」と「消費者独占(コンシューマーモノポリー)企業」があるという。

前者は投資してはいけない企業。ありふれた商品・サービスをビジネスにしており「値段」だけが勝負の切り札になるような事業をしている。後者はバフェットの選ぶタイプの企業である。誰もがその企業の商品を購入する。ただ注意しなくてはいけない。この指標には健康や環境にやさしい等の主観的な価値評価が入っていない。だからコカコーラが入ってくる。ビルゲイツも、だから成功した。

さらに企業を見つめる眼は、典型的な財務分析である。高い株主資本利益率(ROE)を持つことが重視される。多額の長期債務を持っていることは「株主」にとってマイナスである。利益は配当でなく内部留保に向かい再投資されて企業価値が伸びていくような企業が良い。一株当たり利益(EPS)が10年間安定的に成長していることが望ましい。

買値にこだわる。市場が「悪条件で売った」ものを「できるだけ安く買う」。目利きの仕入れ担当者の仕事である。あとは「企業のオーナー」として保持していればいい。期待収益率が上昇するまで待って、ぱっと買う。もちろんそれが「国債」の利回り以下であったら「投資」とはいえない。

バフェットのユニークさは「擬似債券」として「株式」をとらえていることだという。「株式」が金融の仕組みであることから考えればこれはしかし真っ当なとらえ方である。「企業の株式資本利益率(ROE)は債券の額面に対する利率に相当し、一株当たり利益(EPS)は債券の利子にあたる」というのだ。

最後の決め手は、経営陣の投資能力評価。「企業のオーナー」としての「投資家」は、株価の動きに一喜一憂するのではなく、絶えず企業経営をウォッチする。これも大事なのは事業の内容ではない。内部留保をきちんと再投資しているかどうかである。

訳者の一人があとがきで「わが国のメインバンクによる伝統的な政策投資」をみるようだと書いている。そうなのだろう。銀行家が長期事業に融資するようにリターンが安定的に見込める事業領域を見定める。そういう資本家(キャピタリスト)の権化のような「投資家」がバフェットなのである。

キャリア・お金・ビジネスについての本

株はあと2年でやめなさい

プロのFP(ファイナンシャル・プランナー)にしてブックカフェのオーナー。マイライブラリー・コミュニティメンバー梶村陽一氏によるブックレヴュー。

「株はあと2年でやめなさい」
木戸次郎著、第ニ海援隊刊

新宿から八王子に向かう車中でこの本を読んだ。しばらくはレジームシフトは起こらない。今は日本株に投資すべきというセミナーの結論と、この著者のいうことは別に食い違っていない。じゃああと2年でやめるのはどういうことかということに注目したい。一言でいえば年金制度の破綻。貯蓄率の下落。国債の引受け手がいなくなる。円の失墜。ということで株式投資をしているような状況でなくなるのだ。副タイトルの「そして2008年、修羅場がやってくる」というのはそういうことを意味している。

著者の木戸次郎は、私と同い年である。1965年7月生まれ。1990年のバブル崩壊。株の信用取引で7億強の損失を出す。そして1億5千万円の借金をつくる。彼はその後9年間でそれを返済し、現在は株式評論家として生活している。父親が政治家秘書だったり、学生時代に永田町で弁当屋をやって儲けたりということからも全然人生観、ビジネス観は違うのだが、半生の自伝である「修羅場のマネー哲学」をあわせて読むと、彼の経済を真剣に見る姿勢が共感できる。

「株はあと2年でやめなさい」というのも、彼なりの修羅場の中で真剣に考え抜き、株式の値動きの基礎となる、政治経済の流れを独自に「未来年表」にまとめたものから来る、自信あふれる提言なのだ。表面的に言っても「上昇相場」であるのは明らか。あと2年は続くだろう。でも、まずはなぜ手仕舞いするのか。その撤退のタイミングを見極めることのほうが重要かもしれない。

…今でも金融機関が国債の87%近くを支えているということは、我々の預・貯金が国債の87%を支えているというのと同じ事なのである。つまり、年金の受給開始が65歳になるということは虎の子の切り崩しで日本人の貯蓄率が急降下し、国債の買い手不在の状況を招くことになるのである。国と地方の長期債務はすでに800兆円に達しているが、やがて個人金融資産との逆転が起こきるであろう。もうこうなると株式投資どころの騒ぎではない。

・・・なんだか「金持ち父さん」の「嵐の時代」とそっくりではないか?いわゆる401kではないが、やっぱり年金制度の崩壊から、日本の経済がめちゃくちゃになるというわけだ。「金持ち父さん」の予言では、米国の「嵐の時代」は、2016年頃。でも日本の場合は2008年には来てしまうというのだ!いやはや。国債の買い手不在は、円の世界的な失墜を生むのだという。「トレンド編」という日本経済解説の最後の章「国も国民も“待ったなし”」では、衝撃的な状況が語られる。

…こうなると連鎖反応で、「いよいよ円はヤバイ」という見方が出てくる。となると日本に進出してきている多くの外資系企業は、手持ちの円を使いきろうと考えるために特殊な技術やノウハウを持つ優秀な日本企業を本格的に買収にかかったり、不動産などにどんどん資金(円)を投下させて実体資産を持つようになるであろう。・・・無論、株式市場はこの時、超二極化現象が起きる。・・・日本は2008年には「ドルに付くのか人民元に付くのか」という選択に迫られることになるであろう・・・。

さて、そんな修羅場の前に何をすべきか。それは「実践編」として3つのテーマが挙げられている。あれれ、これらは「澤上本」そっくりじゃないか。著者もまたこういう。「分らないもの、理解できないものには手を出さない」と。これから2年間、日本経済を牽引する3大テーマ。著者の「未来年表」の研究の賜物である。その3つとは、「国際石油市場の混乱により求められる新エネルギー」「アメリカのITバブルをも凌ぐ日本発のITバブル到来」「2004年カジノ法案可決から始まるストーリー」である。日本のモノ作りのお家芸ばかり。なるほどと思う。

キャリア・お金・ビジネスについての本

金持ち父さんの予言

プロのFP(ファイナンシャル・プランナー)にして、ブックカフェのオーナー、梶村陽一氏によるブックレヴュー。

金持ち父さんの予言
ロバート・キヨサキ、シャロン・レクター著、筑摩書房刊

これまでキヨサキ氏の「金持ち父さん」シリーズは読んだことがなかった。でもそれは単純にベストセラー本への警戒心からで、内容はそれなりに聞いていた。今回ついに買ってしまったのは、この「予言」が、エリサ法(DC年金プラン)とファイナンシャル・プランナー(FP)の批判から始まるからである。

しかし「予言」される株式の暴落以上に恐いのは、雇用者を守るという年金制度のまやかしであり、問題の先送りである。つまり日米共通の社会保障制度の根本的な欠陥である。この本は、そこまで描いており、さらに、それならばどうすべきかまで書いてある。ある意味で革命的な「金持ち父さん」シリーズ最新刊。これは凄い。

どうすべきか、というのは、一言でいえば政府や企業の力を借りることなく、自分の「方舟」をつくること、なのだが、そのために必須なのは、ファイナンシャル・リテラシーである。なぜか。第一部「おとぎ話はもう通用しない?」でくりかえされる「ある退職者からの素朴な質問」についてキヨサキ氏は、こう書く。

メディアがセンセーショナルに記事を書き立てる時、大衆は本当に重要な点を見逃すことが多い。なぜなら本当の問題は新聞の一面には載らないからだ。エンロンとそれに続くワールドコムの崩壊が取り沙汰されている間に、年金制度改革が抱える多くの弱点の一つが、同じ2001年12月2日付マイアミ・ヘラルド紙に取りあげられた。私にとっては、同紙に定期的に記事を載せている、正式な資格をもったファイナンシャル・プランナーに答えてもらうために一人の退職者が送った、次のようなごく素朴な質問の方が、エンロンの大失策より重要な意味をもっているように思えた。

70歳でIRA(個人退職年金)からお金を「引き出し始めなければならない」という質問者に、CFP(正式な資格をもったファイナンシャル・プランナー)は、「株や投資信託を売って毎月引き出さなければならない最低額」を送ってもらうようにと答えている。単純な話、2016年、7500万人のベビーブーマー第一陣が70歳に達した時、買い手が売り手よりも多くなる。つまり株式市場の需給が逆転するわけだ。年金制度の欠陥とFPの限界がここに明らかとなる。

1979年に、ウォーレン・バフェットは私にこう言った。「あの法律にはたくさん欠点があるが、その一つは、ファイナンシャル教育を受けるように人々に忠告していないことだ。フォード大統領とアメリカ議会は、法律を変えたものの、適切なファイナンシャル教育、つまりDC年金プランを利用する人に必要なファイナンシャル・リテラシー(お金に関する読み書き能力)を供給するように教育システムに命じなかった。その代わり政治家たちはファイナンシャル教育を施す仕事をウォール街の人間に任せてしまった。」

金持ち父さんは、皮肉たっぷりに「ファイナンシャル教育を与えてくれとウォール街の人間に頼むのは、狐に鶏を育ててくれと頼むようなものだ」と言ったそうだ。ファイナンシャル教育を他人に任せるな、そして鶏小屋の外の生活を選べ。それが金持ち父さんの教えだ。

鶏小屋の外の世界には、嘘つきやペテン師、無節操な人、臆病者、こそ泥、愚か者、負け犬、詐欺師などがたくさんいる。そこにはまた、聖者、戦士、高潔な人、勝者、天才もたくさんいる」と言い、さらにこう続けた。「鶏小屋の外で生きる道を選んだら、そういう人間すべてとうまくビジネスする方法を学ばなければならない。その理由は簡単だ。相手とビジネスしてみるまで、その人の正体はわからないからだ・・・

キャリア・お金・ビジネスについての本

「お宝不動産」で金持ちになる!

南君の金融日誌

プロのFP(ファイナンシャル・プランナー)にして、ブックカフェのオーナー、梶村陽一氏によるブックレヴュー。

「お宝不動産」で金持ちになる!−サラリーマンでもできる不動産投資入門。

この本は、著者がコンビニ起業に失敗して4ヶ月で店を畳むところから始まっている。まさに著者の体験談が、この本を読み応えあるものにしている。会社員を辞め、給与所得ではなく事業収入にかける。ところが脱サラ・コンビニ起業は、どうやら著者にとっては、それほど勇ましいものではなかったようである。

フランチャイズなら「本部がノウハウをすべて伝授してくれる」という甘い言葉にさそわれて、まったく知識も経験のないことを始めてしまった、と著者は反省したようだが、そのあとのロジックはこうなる。金持ちになるためには、事業収入か、地代・家賃収入しかない。第一の道で失敗したからには第二の道しかない。しかもこの第二の収入は、所有者の能力に全く左右されない収入だと、やや強く主張する。

不動産収入は、著作権収入、特許収入等と同じ「権利収入」だが、これを得るには性別年齢職業は関係ない。能力の対価で得るものではないので、「働く能力」も、働くこと自体さえも必要ないという。不動産を持ってさえいればいいのだ。その分、不動産の取得には、細心の注意を払わねばならない。これには著者が体得した二つの条件をが必要となる。「実質利回り(借入金利率+8%)を確保すること」「投資して10年経過した時点で、市場価値で購入時の70%、賃貸収入で購入時の80%を確保すること。」なのだそうだ。

私の投資法は収益力のあるアパートを買うことです。そのアパートには必ず土地が付録でくっついてきます。10年間で大体の資金を回収して、入居がつくかぎりは補修しながら、ぎりぎりまでそのまま賃貸します。

著者は、投資用マンションには関心がない。土地の値上がりには関心がないが、土地さえあれば値下がりには限界があり、これに担保価値があると見る。実はこのあたり、コンビニという事業を経験したからこそ冷静にみているのかもしれないし、そもそもコンビニは立地によって収益が決まってしまう不動産事業なのかもしれない。また不動産を取得するための融資を、どこからどう引き出すかが、実はこの本の、本当のポイントであるが、著者の前職は損害保険会社勤務。事業計画はからきしだめでも、こんなに融資方法があるのか!と、ファイナンスの現場ノウハウがつまっている。

ある意味で、これだけ不動産事業や金融の知識を駆使していれば、所有者の能力に関係ない、とはいえないのではないか。それに不動産事業を続けるためには、管理という重要な項目がある。著者はこれをさらりと5%と数字に置き換え、また空室率も10%と仮に基準を作ってしまうが、実態は、ここにこそ不動産事業の事業としてのリスクがあるのではないか・・・。

そう、地代・家賃収入とみると能力とは無関係だが、事業としてみれば、極めて様々な考え方とリスクのとり方があるのだろう。金利についての見通しや、物件の需給関係など、著者が固有の判断を下しているものは多い。つまり不動産事業は、きわめて多様なのだ。最低ファイナンスの基礎は必要だが、事業となれば自分の投資する対象を、自分なりに把握しなければならない。

靴屋をやるのとラーメン屋をやるのは違うし、ワンルームマンションとオフィス一棟貸しをするのも違う。ただこの本のいいところは机上の空論ではなく、かなり限られた例とはいえ、不動産事業のひとつの考え方を体験談から組み立てていることであり、自分に置き換えてみれば、それらは参考になる。

もし不動産以外の事業を始めるなら、例えば居酒屋の起業からIPOする!ところまでを扱った素敵な金融入門がある。「南君の金融日誌」。こちらはしかし大学の先生が書いたもの。−ファイナンスの勉強にはなるが、もちろんこれを読んで居酒屋事業がラクに行くというものではない。

キャリア・お金・ビジネスについての本

図解財産作りの仕組みフローチャート思考の長期投資

プロのFP(ファイナンシャル・プランナー)にして、ブックカフェのオーナー、梶村陽一氏によるブックレヴュー。

「図解財産作りの仕組みフローチャート思考の長期投資」
沢上篤人著、講談社刊

ちなみに私は「さわかみ投信」を持っているが、これは「ファンド」の宣伝ではない。それよりも「さわかみ節」がいかに読者を元気付けるかという「経済効果?」に注目して行なう、「本」の読解にすぎない。

澤上さんは、「経済」を人間のちいさな営みの大きな集まりと見ている。それは確実な「うねり」である。

長期投資はスタートが肝心。大きなエネルギーのうねりを先取りして、早めに安く仕込んでしまえば、後は大波が押し寄せてくるのを待つだけ。自分たちの後から大きな買いが入ってくるイメージを大事にし、とにかく早め早めの行動に徹することだ。 一番最初にくるのが将来の読み込みで、どこまで「推」と「論」を伸ばせるかが、先々の投資リターンを決定づけるとさえいえる。しなやかに「推」と「論」を伸ばすには、フローチャート思考を身につけるに限る。

だから、大き目の紙に「考える起点」から発想される単語をなぐり書き、鉛筆の線でつなげる、全体をじっくり眺める、新しい発想を書き足す、別の紙に書き直す。

フローチャート作成は想像以上に手間暇がかかる。それでも、この作業は絶対に重要。鉛筆を持って書き込む手や、紙面を見つめる目にはもちろん、脳にもたっぷり汗をかかせてやる必要がある。何枚も何枚も書き直しで苦労しておくことが、後で効いてくる。自分でも信じられないほど、しなやかな発想ができるようになる。大きな空間での論理的な思考力も身についてくる。

投資銘柄を拙速に選ぶのではなく、「経済」を相手にした発想力、思考力を身につけることに眼目がある。そこで、イマドキいちばん心配されている「年金問題」(だからこそみんな有利な投資を考えるわけだが)を取りあげ、フローチャート思考を実践する。結論。「逃げ切り諦め世代」だからこそ、経済混乱のダメージを受けない。

もちろん、暗い未来を思って、いろいろ悩むだろうけれど、時間が経過するにつれて、「生活コストの徹底的な削減」や「自分で資産づくりを考える」、あるいは「必死に働く」ということが、非常に効いてくるんだ。「うん、何とかやっていける」といった、生きていく上での自信らしきものが高まってくる。

こうして、40歳未満の世代が日本の新しい生活モデルを作っていくと推論する。同じように、コンビニをフローチャート思考にさらして、「ニュー江戸モデル」を想像し、ブランドを分析しながら、「寺小屋的プライベートスクール」の出現を予言し、インフレが起れば、ますます「日銭稼ぎ」の会社が勃興するだろうと、その先を読む。

「推」と「論」を進めるとは、未来像を語ることだ。凝り固まったエコノミストの数字的な議論からとっても自由。アタマで考えるだけではない、カラダを動かすためのトレーニング。これが、さわかみ道場の真骨頂である。

投資はどうなの、銘柄は?あわてなくとも良い。エネルギーや食糧といったテーマについてもちゃんと書いてある。「日本が「エネルギー大国」に!」とか、「食糧問題解決に4つのビジネスチャンス」とか。ただ、もちろん推奨銘柄など、一切、書いていない。

さ、こんな風に自分のアタマとカラダを動かして!

おしまいに、エネルギーと食糧と環境、この3つが30年以上追いかけているテーマという澤上さん、「自分の投資対象といえばこの3つしかない」と言い切る。まるでウォーレン・バフェットみたいにシンプル。

長期投資の宝の山の探し方ではないけれども、食糧は、エネルギーと並んで人間の命に直結してくる。だからこそ、その絶対的な供給のネックには、ビジネスチャンスや投資チャンスが眠っているし、同時に、そういう流れなかで、いつ人間の知恵をしぼった消費行動、食糧形態が出てくるのだろうか、といったことを考えていけば、長期投資の宝の山にあたる可能性もあるんだ。

この本には、経営学の教科書にも、投資指南書にもない「信念」とも言うべきものを感じる。どこか幕末維新期の実業家や政治家の話を聞くような気分である。そんなわけで「さわかみ節」は元気が出るのだ。

キャリア・お金・ビジネスについての本

金持ちAさんになるエクセルの賢い使い方

ロバート・アレンの実践億万長者入門 ― 生涯続く無限の富を得る方法

プロのFP(ファイナンシャル・プランナー)にして、ブックカフェのオーナー、梶村陽一氏によるブックレヴュー。

金持ちAさんになるエクセルの賢い使い方
松井幹彦著、技術評論社刊

この本は、「金持ち父さん貧乏父さん」や、「黄金の羽根の拾い方」、「ロバート・アレンの実践!億万長者入門」、「バビロンの大富豪」など、数多の「金持ち本」や「成功法則本」を研究して、そのエッセンスを、エクセルをつかって誰でもできるようにしたという驚愕の本である。エクセルの使い方の部分は、パーソナルバランスシートやキャッシュフロー表、ポートフォリオ表など、これまでもあったものを(何せエクセルですから)使いやすく整えてCDーROMに収録しているので目新しくはない。

それよりこの本で重要なのは、筆者の研究による「金持ちマインド」の発見ということなのである。これには、ほんとに驚いた。上に上げた本を読まなくても、この本を読めばそれがわかる。それも何のことはないいくつかの「法則」なのだが、それをエクセルを使って自分で実現してしまいましょうという、超DIYの、究極のFP本なのである。この「金持ちマインド」については、ゴミ投資家シリーズの新著である、「黄金の羽の拾い方」にはないそうだ。どういうことかは、とても腑に落ちる。要は、節税のすすめみたいなのだ。それはとても貧乏くさい...

「金持ち父さん貧乏父さん」は、挑戦的なタイトルのわりには真っ当というか、原則論を述べていて好著。ただし書中の不動産の売買をそのまま真似ても「金持ち」にはなれない。おそらく、ロバート・キヨサキやロバート・アレンも参考にしたと思われる、1920年代の「バビロンの大富豪」には、そのいったんが、このように記されている。筆者のまとめでは...
先ず最初に収入の9割で生活しろと説いている。1割を残す。これが基本の第一である。
拍子抜けするくらい簡単である。

また筆者は、ロバート・アレンの本には「タイトルから想像するよりも内容のほうが数段上のレベル」にあるという。原題は、なんと「Multiple Streams of Income」複数の収入源!とシンプル。

そこからの引用がある。

私たちは、いわば農場への回帰(個人責任への回帰)を迫られているのです。世の中全体が、さまざまな形の中央集権から離れていく傾向にあります。企業は規模の縮小化をともない、事業部門単位に分解されはじめています。「動きの鈍い巨大戦艦よりも小さな魚雷艇の方がよい」ということです。「ダウンサイジング」を経験した人々の多くは、雇われの身でいることは、自分で事業を経営しているよりももっとリスキーだということに気づきはじめました。それが 1990年代の在宅ビジネス革命の原動力となりました。

おおっ、これも読むべし

ロバート・アレンの実践億万長者入門 ― 生涯続く無限の富を得る方法

キャリア・お金・ビジネスについての本

あなたのパラシュートは何色?―職探しとキャリア・チェンジのための最強実践マニュアル

あなたのパラシュートは何色?―職探しとキャリア・チェンジのための最強実践マニュアル
リチャード・N・ボウルズ著、 翔泳社刊、2002年

転職したいわけでなくとも、会社が倒産したり、解雇されることが珍しくなくなってきた現在、アメリカでもっとも職探しに役立つと評されている本書は、以下のような心構えや実践ノウハウを語っています。

「新しい世紀においてほとんどの仕事は一時的なものと考えるのがベスト。雇用期間がはっきりしていないということだ。雇われる場合(アメリカでは90%の人が雇われて働いている)、雇用期間は雇用者次第だ。雇われている側には決められない。突然解雇されることもある。だからいつも、すぐに職を探せるように心の準備をしておく必要がある。」

ここで「新しい世紀」と呼ばれているのは、1990年代初頭以降。それまではアメリカでも一部の業種を除いてサラリーマンの終身雇用は珍しいものではありませんでした。ところが企業社会の進展は、そこで働くヒトの意思に関わりなく、新しい世紀、New Deal (ニューディール)を生み出してしまいました。

だからこそ、複数の収入源を持つことや、「学習」することの大切さが強調されるのです。

「新しい世紀においてはほとんどの仕事はセミナーのようなものと考えるのがベスト。
今日の仕事のほとんどは、めまぐるしく変わっていく。(中略)仕事は何を達成したかで考えてはいけない。何を学んだか、いま何を学んでいるか、これから何を学ぶかという点から考える。」

より厳しさを増す「仕事とやりがいの関係」の新世紀に、日本よりひとあし早く入ってしまったアメリカ企業社会からのメッセージです。

キャリア・お金・ビジネスについての本

トム・ピーターズの起死回生

トム・ピーターズの起死回生
トム・J・ピーターズ/著(TBSブリタニカ刊)
1998年:ライブラリーディレクター小林麻実

世界で最も高額な講演料を取る「究極のスターコンサルタント」が語る、企業経営の「楽しい」一面

第1章を開けば、両ページとも全面写真の上に、「どっひゃー ! 距離は死んだ! 」という大きなゴシック文字が目に飛び込んでくる。斬新なデザイン関係の書籍のように、力強い視覚的なインパクトで、センスの良いレタリングや様々な写真が踊っている。

それなのにこれが「真面目な、内容の深いビジネス書」となっているのは著者がトム・ピーターズだからこそ。マッキンゼー出身のコンサルタントとして、あるいは、経営学において一時代を築いた名著『エクセレント・カンパニー』等の著者として知られる彼は、一般に予想されるような、もの静かな経済学者などではない。米国で経営者層に対して毎年100回を超えるセミナーを行い、彼等を熱狂させてきた、「企業のチアリーダー」なのだ。その彼のセミナーの集大成である本書が、彼の持つ天井知らずの情熱とエネルギーを表そうとしたら、このような体裁になるのも当然だろう。

そしてここで語られる内容も、『トム・ピーターズの経営破壊』(1984年)を受け継ぐ破壊・イノベーションの必要性と、企業・ビジネスというものに対するポジティブな信頼である。「私は、ビジネスとは心だと思っている。それだけだ。すごい製品。感動するサービス。細かい気配りを忘れない人たち。顧客や製品に情熱を燃やすリーダー。百花繚乱。百家争鳴。その集合体がビジネスだと思っている。」

つまりビジネスとは、机に向かって「ビジネスモデルを構築」することなどではない。ピーターズ自身のような熱意を持って心を燃やすことが必要なのだ。とすれば、個々の人間によって、熱意を持つことのできる対象は変わってくるだろう。ゆえに人は、集団の中にあっても個人ベースで働くことが求められることになる。本書で具体的に語られている、「たった一人の企業内企業」、「(短期的)プロジェクトベースで働く」、「ブランドを創る」、「多様性を支えるタレント」、「徹底したデザインへのこだわり」を追求していくことは心が踊る体験である。個人のやりがいと企業収益の両立を目指す鍵が、ここにあると言える。

心にスイッチの入る本−新刊書籍のご案内

日々の仕事や家事など、"しなくてはいけないこと"がたくさんある毎日。本を読むことは、そのような日常から少し離れて、自分の枠を広げていく作業かもしれません。 最近出版された本の中から、少し異なった視点から自分を見つめることのできる4冊をご紹介します。

観光

観光
ラッタウット・ラープチャルーンサップ著、早川書房刊

異国を旅している時にこそ、日々の暮らしから離れて自分を見つめることが多くなるでしょう。この短編集には、アメリカで生まれてタイで育った著者による、7つの物語が収められています。『観光』という、何か突き放したような書名には、読者に光を見させることができるようにという、著者の願いが込められているとか。世界のどこにいても変わらないもの、変わるものを見つめながら、不器用に、しかし誠実に生きていこうとする人々を描く才能は、欧米で高い評価を受けています。

負けない交渉術―アメリカで百戦錬磨の日本人弁護士が教える

負けない交渉術―アメリカで百戦錬磨の日本人弁護士が教える
大橋弘昌著、ダイヤモンド社刊

「交渉術」の本は、仕事で交渉することの多い人のためのものでは? という先入観を覆し、これまでの自分とは違ったものの考え方や、相手との新たな関係づくりに役立つ本。「交渉期限を設けると、土壇場で不利になる」、「「ノー」と言うな、「イエス・イフ」と言え」、「譲歩するときは、譲歩の幅を徐々に小さくする」など、すぐに使えるヒントを折り込みながら、異文化の人々とのコミュニケーションについても考えさせてくれます。

周恩来秘録―党機密文書は語る

周恩来秘録―党機密文書は語る
高文謙著、文藝春秋刊

ひとりの人間は一生の間に何ができるのか。歴史を動かすとはどういうことなのか。嫉妬にかられる毛沢東のもので生き延びた周恩来。アメリカに亡命した元・公式伝記筆者が、極秘資料を駆使して描くふたりの姿を見ていくと、権力闘争の恐ろしさとともに、歴史の偶然や人間の可能性についても思いをはせてしまいます。まだ生々しい記録資料が、迫真の力を持って迫ってきます。

石垣島自然誌

石垣島自然誌
安間繁樹著、晶文社刊

イリオモテヤマネコ研究で名高い著者が、本土復帰前の石垣島で、代用教員として働いた1年間の記録。自然と深く関わりながら、成長する子どもたちの姿は生命力にあふれています。「日本にもこんなところがあったのか」という驚きにも満ちた1冊です。

蔵書をすべて販売する図書館、六本木ライブラリーでの売れ筋は?

「このライブラリーの本は、どれもそのまま買うことができるの!?」と驚かれることの多い六本木ライブラリーの蔵書。ライブラリー館内でなく、家や会社に持って帰ってお読みになりたい場合は、(お借りしている書籍など)ごく一部を除いて、すべてお買い上げ頂くことができます。しかもライブラリーメンバーなら本の定価の一割引になります。六本木ライブラリーが選んだ、新しくて面白い本を、ご自宅でもゆっくり楽しんでください。

2006年10月に販売した本の中から3冊ご紹介しましょう。

新平等社会−「希望格差」を超えて
山田昌弘著、文藝春秋 刊

今年一番の社会的な話題ともいえる「格差」。この問題の第一人者である著者は、格差自体は何時の時代でもあったものだが、現代ではそれが社会のありようとして増長させるような形にあることが問題だ、と述べる。前作で主張された「将来への希望が持てるか持てないかが重要」という視点は本作品にも受け継がれ、「誰にでも能力開発の機会が与えられ、万一のときに最低限の尊厳のある生活が保証され、人の価値が多様な評価軸で測られる」ような構造改革が必要であると提言しています。

不撓不屈
高杉良著、新潮社刊

国家権力に抗し勝利した男・飯塚毅(TKC会長)の生きざまを経済小説の旗手が描いた巨編。
税理士・飯塚毅は、国税当局の誤った法解釈に抗して訴訟を起こす。しかし、メンツを潰された当局は、顧客に嫌がらせの税務調査を開始し、顧問契約解消を迫ることで飯塚を“兵糧攻め”にする一方、マスコミへの情報操作で揺さぶりをかけるー。
国家権力の大きさやマスコミ操作の問題は、今年の様々な事件を振り返らせるもの。実話に基づいた小説というところに、考えさせられるところがあります。

1/4は捨てなさい!−今のままなら、来年は倒産しますよ
藤間秋男著、ダイヤモンド社

それでは現実の税理士の視点は? というところで、現役の税理士、公認会計士であり、経営コンサルタントを務める著者が、長年のさまざまな経験から生み出した「25%理論」を語る本著では、当たり前のことを当たり前にやる強さが描かれています。とくに耳新しい理論ではなくても、これらを実際の経営の中で生かしていくのは実は大変なこと。ビジョンに基づき、地道な経営を行う道筋をやさしく語っています。

読書の秋にお薦めの海外小説

「私は失敗ばかりしてきたような気がするが、その苦悩のなかで、ほんの少しばかり自分の頭でものを考えることができるようになったような気がする。それというのも、自分の頭でというよりは、多くの「精神的恩人」が心に残していってくれたものによるのだろう。」と、本を読むことの喜びを「精神的恩人」からの贈り物と表現したのは神谷美恵子。

本、そして人」には、彼女の思索と、本との関係が表された知的な一冊。読み、考え、行動することで、本の新たな一面が引き出され、さらに考え、書くという過程が、鮮やかに描かれています。

そう真面目に考えることは、ふだんの生活では、あまりないかもしれません。本を読むこととは楽しいこと。「次はどうなるのだろう?」とページをめくるのももどかしい、海外小説を3冊ご紹介しましょう。

その名にちなんで
ジュンパ・ラヒリ 著、新潮社 刊

生まれ育った国の文化とは、全く違う世界で生きるということを選択した親の世代と、否応なく異なった文化を行き来することを強いられた子供の世代との違いを、「名前」という記号を鍵として語る物語。
「本を読むことの楽しさを思い出させた」と評される本書は、美貌のインド系作家、ラヒリの『停電の夜に』に続く第二作。時には自分の人生を振り返って、どのような物語になるのだろうと考えてみたくなる名作です。

12番目のカード
ジェフリー・ディーバー 著、文藝春秋 刊

N.Y.の女子高校生、ジェニーヴァが襲われそうになった現場に残されていたのはタロットカード。米国憲法成立の根底を揺るがす百四十年前の陰謀に結びつくものだった。ジェニーヴァの先祖である解放奴隷チャールズ・シングルトンが関与していたのだ…。
“百四十年もの”の証拠物件を、首から下が麻痺した元刑事と美貌の女性警官ペアは、最先端の科学捜査技術を駆使して解明できるか?
「ボーン・コレクター」をはじめとするリンカーン・ライムシリーズの最新作です。

ザ・ベストセラー
オリヴィア・ゴールドスミス 著、安藤 由紀子 訳

どんな本がベストセラーになるのか?どのようにベストセラーが作られるのか?世界を動かすアメリカの出版業界の内幕を風刺を込めて書いたこの作品は、「どうしてもベストセラーを書かねばならない」あるいは「どうしても本を出版したい」男女5人の姿を描きます。
出版事情や作家の生活にも詳しくなれる、エンターティメントの大作は、気軽に読めて中身の深い一冊です。

少年少女向け全集シリーズを「大人買い」 ! −夏休みは子どもにかえろう

世の新聞・週刊誌では、お盆休みに読むための経済・ビジネス本の紹介が満載なこの季節。アカデミーヒルズ六本木ライブラリーがお勧めするのは、今だからこそできる本の「大人買い」、「大人読み」。昔、あんなに夢を見させてくれた「少年少女向け」の本を、シリーズ全冊読んでみるのはいかがでしょう? 原著も読める今だからこそ、翻訳の違いを楽しんだりりするなど、昔とは違った面白さを発見できるかもしれません。

ドリトル先生アフリカゆき
ヒュー・ロフティング 著、井伏鱒二 訳

ドリトル先生物語の第1作目。「沼のほとりのパドルビー」に住むお医者さん、ドリトル先生は,オウムのポリネシアから動物語を習い、世界中の動物たちと話をすることができます。ある日、アフリカのサルの国から、ひどい疫病が流行しているから救ってほしいという訴えを受けた先生は、アヒルのダブダブや犬のジップ、ブタのガブガブたちをひきつれて、冒険の航海に出発します。
著者自身によるのどかなイラストと、井伏鱒二による名訳には、全13冊をあっという間に読みきってしまう楽しさがあります。「動物は何を考えているんだろう」と考えていた子どもの頃に帰ることのできるシリーズです。

シャーロック・ホームズの冒険
アーサー・コナン ドイル 著、日暮雅道 訳刊

「シャーロック・ホームズと怪盗ルパンを全部読もう!」と思っていたのはいつのこと?結局、読み通すことはできたのでしたっけ?
今年の初めから、ホームズファンの訳者によって、新しく現代の言葉に翻訳されたホームズ全集が文庫で刊行されています。
ホームズが唯一意識した女性アイリーン・アドラーの登場する「ボヘミアの醜聞」をはじめ、赤毛の男に便宜を図る不思議な団体「赤毛組合」の話、アヘン窟から話が始まる「唇のねじれた男」、ダイイングメッセージもの「まだらの紐」など、短編12編。歴史や社会についての知識も増えた大人の目で読み直してみると、ますます楽しい短編集です。

赤毛のアン
ルーシー・モード・モンゴメリー 著、村岡花子 訳

子どもの頃に好きだった本を、今読み返すとどう感じるの?と考えた女性には、『赤毛のアン』がお薦め。−アンを読まずに大きくなった少女は少ないのではないでしょうか。この全集の訳は、アンを日本に紹介した明治生まれの翻訳家によるもの。赤毛のアン記念館も開設されています。
少女だけが持つことのできる豊かな想像力、ダイアナとの親密な友情。まわりにあるのはプリンス・エドワード島の豊かな自然と恋人の小道−。そこで育って大人になったアンは、ギルバートと一緒に「夢の家」を作り、子どもたちを育てていきます。
最近は、女性作家による注釈をつけた翻訳もあります。比べてみるのも面白いかもしれませんね。

ライブラリーで話題沸騰。人気No.1の「松山真之助コーナー」はますますパワーアップ!

大手企業の部長職としての多忙な勤務の傍ら、『仕事と人生に効く100冊の本』、『早朝起業』、『バランススコアカードの使い方がよくわかる本』、『マインドマップ読書術』等多数の著書を持つ松山真之助さんは、憧れのスーパーサラリーマン。毎朝、早朝に通勤電車の中で読んだ本を紹介する書評メルマガは、数万人の読者をお持ちです。このメルマガや、サイトWebook of the Dayの読者から生まれた、「1年に100冊の本を読もう!」という「すごい100冊倶楽部」も主催。六本木ライブラリーメンバーにもなって頂いています。加えて、大学の客員教授や、「セミナーを通じて多様性の渦を起こしそこから創造と変革の萌芽を生み出そう」というジェイカレッジの校長も務められています。7月26日(水)には、ナントあの、田坂広志さんが登場。「仕事の報酬とは何か」というテーマでお話を伺うとか。見逃せませんね!

六本木ライブラリーでは、その松山さんご自身に読まれた本をお送り頂いて、「松山真之助コーナー」を設立。ライブラリーメンバーの圧倒的な支持を受けています。松山さんのご紹介する本のラインナップはたとえばこんな感じです。どれも興味をそそられませんか?

2006年7月
14日 Think! 2006 SUMMER
13日 旅の極意、人生の極意
12日 会計のトリセツ
11日 老舗に学ぶ個業繁栄の法則
10日 この国のけじめ
9日 あなたのその態度が、部下の心をキズつける
8日 ちょっとした一言で相手が動く夫婦の心理テクニック
7日 ご冗談でしょう、ファインマンさん 下 〜 R.P.ファインマン+木村政雄さんに質問
6日 ご冗談でしょう、ファインマンさん 上 〜 R.P.ファインマン+書評コンテスト
5日 英辞郎 第二版 〜 EDP+高萩徳宗さんセミナー
4日 もっと儲かる全国手書きチラシ実例集 〜 出村邦彦+ファンタジー営業部
3日 斎藤一人天才の謎 〜 遠藤忠夫+田坂広志さん講演
2日 1日1分!英単語 ちょっと上級 〜 片岡文子+K&Jカレッジ
1日 ネットがテレビを飲み込む日 〜 池田信夫・西和彦他+木村政雄
2006年6月
30日 POST-OFFICE ワークスペース改造計画 〜 みかんぐみ+3乗の魔術
29日 新入社員が劇的に成長する3か月プログラム 〜 中尾ゆうすけ
28日 捨てる生き方 〜 佐藤康行+小笹さん講演
27日 モチベーション・リーダーシップ 〜 小笹芳央+日経セミナー
26日 第一回 居酒屋甲子園 〜 柴村恵美子+平野先生コメント
25日 新入社員が劇的に成長する3か月プログラム 〜+中尾ゆうすけ
24日 なぜ私たちは3カ月で英語が話せるようになったのか 〜 本城武則+浅田さんブログ
23日 パワポ使いへの警告 〜 榊原廣+隊長ライブ
22日 ギフト 〜 平野秀典+我が子に贈る本
21日 「できる社長」だけが知っている数字の読み方 〜 金児昭
20日 人を大切にする経営 〜 池上孝一/岡村直昭+Moso製作所ブログ
19日 やる気を引き出すシンプルなしかけ 〜 白潟敏朗+笑点
18日 オレは聞いてない! 〜 斎藤潔+ジェイカレッジ14(福島正伸さん)
17日 Dr.Blog の Movable Type 〜 フィールド+ぞりん遊び
16日 南の島の「プルワン」 〜 スプートニクインターナショナルジャパン
15日 ロジカル・ライティング 〜 照屋華子
14日 ちょっとアホ!理論 〜 出路雅明+生茶(5月2日)
13日 Google誕生 〜 デビッド・ヴァイス+マーク・マルシード
12日 子育てにとても大切な27のヒント 〜 汐見稔幸&野原しんのすけ一家
11日 子どもが輝く「魔法の掃除」 〜 平田治+校長先生のブログ
10日 仕事は、かけ算。 〜 鮒谷周史+ 安原智樹さん
9日 3つの成功サイクル 〜 川西茂+生涯学習財団認定コーチ
8日 ひらめき脳 〜 茂木健一郎+英語の壁崩壊!
7日 マラソン幼稚園 〜 鉄村和夫
6日 ぞりん 〜 井口尊仁+石黒謙吾+子どもアントレ
5日 テツはこう乗る 〜 野田隆+ギリー&Webook第二回(石黒さん)
4日 たのしか 〜 武田双雲+SHCでした。
3日 石に言葉を教える 〜 柳田邦男
2日 わずか3秒の「しぐさ」で成功をつかむ! 〜 田中真澄
1日 愛される子どもに育つ 〜 西出博子+ソフィアバンク
2006年5月
31日 戦略ビジネスライティング 〜 藤井正嗣/テリー・サイモンズ
30日 サービスの教科書 〜 窪山哲雄+志の吉さん独演会
29日 本気で言いたいことがある 〜 さだまさし+秋にBSCツアー?
28日 新入社員「こんな時どうする?」 〜 定成寛+パラパラマンガ
27日 失礼ながら、その売り方ではモノは売れません 〜 林文子+講演会余韻
26日 成功を加速する「そうじ力」 〜 舛田光洋
25日 志は起業を呼ぶ 〜 玉置浩伸+人間やるの初めて?
24日 ハイ・コンセプト 〜 ダニエル・H.ピンク/大前研一+トリンプ吉越社長
23日 通勤電車で寝てはいけない! 〜 久恒啓一+和田さんセミナー
22日 ストレスフリーの仕事術 〜 デビッド・アレン/田口元+せんせい
21日 スープで、いきます 〜 遠山正道+青色申告ソフトの悩み
20日 招客招福の法則 〜 小阪裕司+注目の6/29!
19日 成功者に学ぶ時間術 〜 夏川賀央+CHEK*PAD 2万人
18日 がばいばあちゃんの幸せのトランク 〜 島田洋七+キングコング
17日 必ず売れる!ゲリラ・マーケティングin 30 days 〜 J・C・レヴィンソン+帰国
16日 トップ営業マンとして大切なことはみんなリクルートで教わった 〜 江草三四郎+お知らせ
15日 グーグル完全活用本 〜 創藝舎+デザインの失敗?
14日 ズッコケ三人組の卒業式 〜 那須正幹+中学生日記
13日 The Giving Tree 〜 Shel Silverstein+高萩徳宗さんセミナー
12日 Web 2.0 book 〜 小川浩/後藤康成+Moso仕事術 6/2,6/9
11日 オンリーワン 〜 野口聡一+PodCasting セミナー@ヒルズ
10日 鏡の法則 〜 野口嘉則+にんげんだもの
9日 祖国とは国語 〜 藤原正彦+ココデシカ・セミナー5/18
8日 コトづくりのちから 〜 常盤文克+9マス手帳 DN-II
7日 自分らしく稼ぐ。 〜 小阪裕司+BSCの本、増刷
6日 会社とことん活用術 〜 大和賢一郎/ターレス今井+高萩徳宗さんセミナー
5日 藤村流売れる!コトバ 〜 藤村正宏+名刺の工夫
4日 世界で一番おもしろい地図帳 〜 おもしろ地理学会
3日 晴れた日の散歩道 〜 杉本久+CSRシンポ当選
2日 老人介護常識の誤り 〜 三好春樹+週刊東洋経済に記事
1日 家族的経営の教え 〜 原邦生

本選びのセンスとともに、独特の柔らかい語り口と豊富な情報量が人気の松山真之助さん。松山さんのコーナーは、現在メンバーズ・レセプションの前にありますので、ぜひご覧下さいね。

六本木ライブラリーで人気があるのはどんな本?6月のベストセラーから3冊をご紹介します。

ライブラリーメンバーはどんな本に興味があるの?
そんな疑問に答えるのは「六本木ライブラリーのベストセラー」。本の貸出しを行っていない六本木ライブラリーでは、館外で本を読みたい方のために、蔵書を販売しています。ライブラリーが選び、メンバーが購入した本は、まさにSelection of Selection。
2006年6月に販売した本のリストから六本木ライブラリーらしさを表している注目の3冊をご紹介しましょう。

私にできることはなんだろう。
地球市民村著、アスコム刊

  • 毎年、600万人の子どもが、栄養失調で亡くなっています。
  • 1分間に29ヘクタールの熱帯雨林が消えています。
  • 世界の24億人がトイレを持っていません。
  • 13分に1種、生き物が絶滅しています

いま、私にできることはなんだろう?

こんな問いを投げかける本、『私にできることはなんだろう。』は、ふだん私たちが目にしてはいても、つい日常生活の中で深くは追求しない現実を、330件、まとめて考えさせてくれます。

  • 虐待によって、3日に1人子どもの命が失われています。
  • 地雷は1個300円。除去は1個10万円。

淡々とあげられる数字の強さは、事実を持って、環境、平和、地球に対して、今私たち個人に何ができるかを静かに訊ねてきます。読んだからといって、すぐに何かをするのではないかもしれない。けれど、知っておくべきことを知っておくことの大切さが身に染みる一冊です。

ハイコンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代
ダニエル・H・ピンク著、三笠書房刊

A Whole New Mind: Moving From The Information Age To The Conceptual Age という英文タイトルが表すように、今や「情報化社会」も過去のもの。これからは「コンセプチャル社会」。
右脳を生かした全体的な思考能力により、「新しいこと」を考え出す個人が力を持つ時代。

Story (物語)力、Symphony(統合)力、Empathy (相手の立場になる)力、Play (遊ぶ)力、Meaning (意味づけ)する力を持つということは、「21世紀にまともな給料をもらって、良い生活をしようと思った時に何をしなければならないか」を超えて、給料を払う人にこそ必携の力。これから私たいが努力すべき方向を指し示す本です。

WEB2.0への道
インプレスR&D著、インプレス刊

「WEB2.0って何?」と訊かれて、一言で答えられますか?
そんな人は少ないとしても、とりあえずこれを読んでおけば、どこに行っても話にはついていけるはず。
なぜならこれは、ネット系の先端雑誌「インターネットマガジン」に掲載されたWeb2.0関連の記事を一冊にまとめた本だから。
ふむふむなるほど、と気軽に読んでいるだけで、今のトレンドとこれからの流れがわかります。
WEB2.0への道2 Googleのすべて』もあわせてどうぞ。

「オレは聞いていない!」「ロジカル・ライティング」「あなたは、もっと「すごい生き方」ができる!」−アーク都市塾、Roppongi BIZ、アーテリジェントスクールの人気講座が本になりました

アカデミーヒルズ六本木ライブラリーのメンバーには、アカデミーヒルズが開催する各スクール講座に参加なさっている方も多いもの。人気講座の内容を表す本を3冊ご紹介しましょう。

六本木ヒルズのプロフェッショナルスクールであるアーク都市塾で大人気だった「コーチングリーダシップ」の斉藤潔先生が、初めての著作を出されました。「