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門前雑学日誌


第14回 アーク都市塾ファッションアトリエ・ファッションショー




「いや感動した」「よく頑張った」、小泉総理ならこう言ったに違いありません。本当に素晴らしいファッションショーでした。第26期の卒塾生約20名がつくり上げた服を、自ら構成し企画したファッションショーで見せてくれました。六本木ヒルズの工事現場サイドに位置する「THINK ZONE」は、400名近いオーディエンスで溢れかえり、そのなかでプロ顔負けのモデルが着こなすファッションは、本当に晴々と輝いていました。正直、期待以上の成績です。14年前、アーク都市塾が発足にするにあたって初代塾長である故・森泰吉郎氏は、当時文化服装学園学院長で高田賢三氏や山本耀司氏、コシノジュンコ氏などを育てられた小池千枝先生の教育観に非常に共鳴しておりました。都市計画、ハイテク、情報の分野の先生方にまじってファッションの講座をアーク都市塾の中につくられたのも、小池千枝先生の熱心な姿勢と、森泰吉郎初代塾長が“ファッションのように感性を大切にし、ものをつくりあげる姿勢が都市社会を豊にする”との願いからでした。この発足時の心意気を受け多くの参加者がこのクラスを受講されましたが、その後は決して楽な道程ではありませんでした。「アーク都市塾」の歩みのなかでファッションコースは異色であったため、コースの意義を受講者にも事務局にも十分理解されず、コースとしてはしばらく休止せざるを得ませんでした。1年前程前、小池先生に「ファッションアトリエ」として再度若い世代を教育したいと申し込まれて再開したのが今回のクラスです。どこまでまとまった教育ができるのか、コースとして成り立つのか。事務局の中でも心配な点が議論されていましたし、しかも事務局スタッフも一番若い人が一人でサポートすることになりました。それでも塾生はコツコツと自主的に作業を開始し、小池先生の自宅に集まり教えを受けたり、自分たちで助け合ったりして成果をまとめていきました。それをスタッフの池田さんが、辛抱強く見守り、陰ながらサポートしてくれていました。とういうような活動でしたらから、普段の活動は私の目に入ることはあまりなく、手助けをすることもありませんでした。それだけに今回のファッションショーの質と参加されたお客さんの熱気は驚きでありました。まさにサブストリームが、メインストリームに躍り出た瞬間でありました。ショーの後、小池千枝先生がおっしゃったのは「これでわかったでしょ、若い人の力とファッションの大切さが。遊び心が大事なのよ」。今まで実践的で形がきっちりとしたものを趣向しがちなプログラム作りに対する強烈なアンチテーゼとなったように思いました。それにしても小池先生の教育者としての情熱と若々しい挑戦的姿勢には感服しました。失礼な言い方かもしれませんが、これからもお元気でどしどし我々をご指導下さい。深謝。

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