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3ヵ月程前、ボストンのハーバード大学、MIT、ニューヨークのコロンビア大学、ニューヨーク大学、ニュースクール大学を2日間という限られた時間の中、駆け足で訪問しました。
ハーバード大学―、なんといっても世界の頂点にたつ大学。その趣は何度訪れても身の引き締まるような感じがします。ボストンの街から地下鉄で15分。ケンブリッジの街全体が、ハーバード大学。レポーターふうに言えば、「あれもこれもハーバード」という感じです。中庭には、ジョン=ハーバード氏の座像があり、1636年と刻まれています。この像を見ると、これほど偉大な大学も一人の人間が作りだしたのだと立ち止まって、当時の様子はどうだったのかと思いを馳せたくなります。きれいな芝生の中にあるベンチで、厚い本を読みふけって座っていると、隣の木にリスが駆け上っていく…、まさにアメリカの東部エリート大学と思える場所です。なんだかこちらまで賢くなったような気がして、エへ。(そんな訳ないだろう)
一方、ニューヨークでは、“街の大学”ニューヨーク大学を訪れたのですが、この大学のキャンパスは、ニューヨークの街、そのもの。転々と散在する高層ビルの一角が大学の施設で、こちらがビジネススクールならあちらはアートスクールという感じで、それぞれにある「NYU」のマークが入ったフラッグがなければとても大学とは思えない感じです。まさに、ハーバード大学と対照的でありました。
この二つの大学は、キャンパスの姿だけでなく教育の姿勢でも非常に対照的で、片やエリート教育と「知」の伝道をシンボルとしていますが、もう一方は、実務家による実学教育を徹底的にやっている感じがしました。学生を派遣する企業から、「何を、誰から教えてほしいか」を聞きながらカリキュラムを考えるというNYU。まさに“サプライチェーンマネジメント”を教育に取り入れているという感じです。「知」と「実学」。対極する姿をキャンパスに表現しているこの両校。ただ共通するのは、アメリカの教育界が一つの産業として自信と自負をもちながら、確かなビジョンを持って動き出しているな、という印象でした。振り返ってわが国は、どうなのでしょう。またもや彼岸の差が生まれているような気がしましたね。
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