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■アカデミーヒルズ オープン記念シンポジウム 「文化・教育・産業 〜21世紀の文化都市をめざす〜」 高階秀爾(国立西洋美術館館長) グレン・S・フクシマ(在日米国商工会議所副会頭/AT&T株式会社副社長) リチャード・ベンダー(カリフォルニア大学バークレー校名誉学部長) |
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「文化、教育、産業の融合に期待」アカデミーヒルズ開設祝い、シンポジウム、アーク都市塾の発展形として誕生した産学融合拠点、「アカデミーヒルズ」開設を記念して、「文化、教育、産業の融合/21世紀の文化都心を目指して」をテーマにシンポジウムが開かれた。 パネラーはAT&T副社長グレン・フクシマ氏、カリフォルニア大学バークレー校のリチャード・ベンダー教授、国立西洋美術館館長の高階秀爾氏。冒頭、コーディネーターの慶応大学の石井威望教授から今までの活動の一部が紹介された。 この際も、ラフォーレ原宿のインターネットカフェや、東京大学の廣瀬研究室、アーク森ビル地下4階の都市実験の現場と直接インターネットで結び、映像と言葉による双方向のやりとりがスクリーンに映し出され、参加者にアカデミーヒルズの情報通信装備の水準の高さを印象づけた。 次いで、石井教授は、眼下に広がる六本木六丁目再開発予定を示し、再開発に先行してインターネット上に構築した仮想都市「サイバー66ヒルズ」で、都市活動のシミュレーションが行われていることを紹介したのち、シンポジウムに入った。 まず、パネラーの高階氏が美術と新しいメディアの関係について「新メディアの登場で、美術関係の膨大な資料を世界の美術館が協力して整備、蓄積し、様々なネットワークによって世界が共有し、活用できるようになりつつある。さらに創造活動そのものも広がっている。アカデミーヒルズはそれらを実践できる可能性を持っている」と語った。 ベンダー教授はバークレー校と慶応大学で実施しているインターユニバーシティの試みを「壁のない大学」と高く評価し、その活動を通じて学んだことを「言語が問題であった。しかし、言語は文化そのものであり、互いの仕事の仕方や習慣、豊かさの違いを知ることから始めることが重要である。 また、先端技術を使えば、全てをただちにやる必要がない。討議の後で電子メールなどで補足するなど、時間をシフトできることも国際ゼミ活動に役立った」と述べた。また、「アカデミーヒルズの活動にとって重要なことは、現実社会と仮想空間で行われていることの合体である」と語った。 グレン・フクシマ氏は、10年以上も港区に暮らしていた経験から「こうした国際的活動に便利な場所をもっと活用するために、生活者の視点からまず日本の住宅問題を指摘したい」と述べた。アカデミーヒルズに対しては「最先端の情報通信技術を利用してどんなことができるのかを示すよいモデルである」と語った。 さらに政策的な立場から「外国国籍の人間として日本を見ると、国際的活動と国内活動のギャップが大きい。そのギャップを埋めることを考えていただきたい」と参加者に訴えた。 そのほかにも「新しいテクノロジーがバーチャルな活動を進めれば進めるほど、直接的な体験や人間的な交流が大切になる。そうした時間と機会をつくり出すために情報通信機器を駆使するという姿勢が大切」(高階氏)や、「新しい技術の誕生に対し、従来型の産業は鈍感である。大学も同じだ。新しい技術を積極的に受け入れないと存在そのものが危うくなる。人材や知識、技術面で、産学融合を目指すアカデミーヒルズの試みは大変興味深く、今後もともに活動していきたい」(ベンダー教授)、「情報革命は産業や教育を変える影響力を持つ。アカデミーヒルスは情報通信技術を駆使して教育を変える可能性がある」(グレン・フクシマ氏)など、文化、教育、産業それぞれの視点からアカデミーヒルズに寄せる期待と意見が交わされた。 アカデミーヒルズオープン記念シンポジウム 「文化・教育・産業の融合〜21世紀の文化都心をめざして〜」 日時/1996年10月17日 会場/アカデミーヒルズ(アーク森ビル36階) テーマ/文化、教育、産業の融合/21世紀の文化都心を目指して パネラー/高階秀爾(国立西洋美術館館長) グレン・S・フクシマ(在日米国商工会議所副会頭/AT&T株式会社副社長) リチャード・ベンダー(カリフォルニア大学バークレー校名誉学部長) コーディネーター/石井威望 (アーク都市塾アドバイザー/慶應義塾大学大学院政策・メディア科教授) |
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