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■メディア社会に生きる
求められる技術と能力は? 高橋 潤二郎(慶應義塾 常任理事) |
![]() 高橋 潤二郎 講義一覧▼ |
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慶應義塾常任理事の高橋潤二郎氏は、「情報化とはなにか」、「マネジメントやマーケティングはどう変わるか」、「知の変化と必要なスキルとは?」の3点を柱に、メディア社会を鮮やかに描き出した。以下、講義の一部を紹介する。
●情報化とはなにか 「情報化」とは、3つの観点からとらえ方がある。第1はエコノミストの視点、第2は未来学者の視点、そして第3がエンジニアの視点である。 エンジニアの視点から見た「情報化社会」とは、IC、AVシステム、光ファイバーによってもたらされたコンピュニケーションネットワークが基本的な社会基盤として認められた社会をいう。かつて社会基盤とは物資の輸送、エネルギーの輸送であったが、来るメディア社会では情報の伝達が重要な社会基盤として加わる。 また、メディア社会とは、「メディア産業」が技術的にも雇用面でも経済波及効果においても先導産業となる社会である。ここでいうメディア産業とは、メディアネットワーク(MN)を支持し、構築する役割を果たす企業群、並びに、MNによってデータや情報、知恵を創造し伝達する企業群である。 ●日本の情報化レベル このように、あらゆる情報がインタラクティブ(双方向)、マルチメディア(多元的メディア)、オンデマンド(即時的)に交換できるようなメディア社会では、企業や大学などあらゆる組織の体制や経営が根本的に変化するだろう。 では、日本の情報化の進捗はどうか。第1段階の「企業化の時代」は1996年で終わり、現在は第2段階の「産業化並びに「ライフスタイルの大衆化の時代」が進行中である。この段階は2005年まで続き、2005年から2015年までを「体制化の時代」と見ている。ただ、最近の国の施策目標を信じれば第3期が若干早まる可能性が強い。 ●情報化と経営変革 いずれにせよ、情報化の進展に伴い、多くの根本的な変革が進むだろう。たとえばマーケティング概念が変わり、マス・マーケティングは終焉を迎える。 4P(商品、価格、流通、販売促進)についての概念は次のような変化を遂げる。一例を挙げるならば、商品はコンピュータのように私的付加価値を加えて完成する半成品が増え、その価格を決めるのは買い手になる。中通においても、ネットワークを介して売り手と買い手がダイレクトに結ばれたり、非常に予測できない動きをする中間市場が間に入ったりする。必然的に広告宣伝も質的に変化する。従来のマスメディア中心の一方的情報伝達から、ネットワークを介して、ユーザーといかに円滑なコンタクツとコミュニケーションを図るかが重要な企業の販売促進戦略になっていくだろう。 また、メディア社会では、時間・空間感覚、遠近感が従来と全く変わり、「速度」は非常に重要な要素になる。企業経営にとって「クイックレスポンス」と「クイックディシジョン」は不可欠になろう。その中で、情報と物流の速度ギャップをどう埋めていくかが企業経営の課題のひとつになるものと思う。 ●メディア社会に必要な能力
第17期共通講義
テーマ/「メディア社会に生きる」 |
| 高橋 潤二郎 講義目録 |
| ■第22期 アカデミーヒルズインタビュー |
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■第20期 '98.5.22 メディア社会における「知」 〜スキルが変わる、価値が変わる〜 |
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■第19期 '97.11.7 メディア時代における「知」 〜求められるスキルが変わる〜 |
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■第18期 '97.7.11 メディア社会における「知」 〜時代の求める4つの能力〜 |
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■第17期 '97.1.24 メディア社会に生きる |
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