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■ジャーナリストの情報収集術
元編集長が語る取材の極意 岩佐 豊(ダイヤモンド社社長) |
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「週刊ダイヤモンド」の名編集長として名だたる企業の社長を取材し、現在は自らが社長として企業経営を実践する立場の岩佐豊氏を講師に招き、情報収集方法についてのゼミが開かれた。
取材の裏側のたっぷりと交え、『週刊ダイヤモンド』より面白い(!)講義となった。塾生にも熱気が伝染し、時間をはるかにオーバーして質問が飛び交った。その一部を「岩佐名言集」として収録する。
●情報収集の成否は事前の準備にあり インタビューの前半は互いの位置関係を決めるためのジャブの出し合い。ここで対等以上の関係にならなければよい情報はとれない。そのためには事前の情報収集が決め手。 たとえば、取材先の同業他社の数人から情報を集めたり、歴史的経緯を勉強するなどの努力が不可欠だ。 これは取材に限らずすべての情報収集につながる原則のひとつ。 ●先入観に合わない事に着目せよ 先入観や予断をもとに常に頭に地図を描き、それに合わない出来事に出会ったら、それこそ記事ネタである。 なぜならそこには予期しえない変化が起こっている可能性が大きいからだ。 これはビジネスマンの問題発見にも応用できる。 ●情報と金は水の流れと逆 水は高いところから低いところへ流れるが、情報と金はその逆。低いところから高いところへ吸い上げられる。貧乏人から金持ちへ金が集まるように「情報貧乏」から「情報金持ち」へ情報が集まる。「情報金持ち」とは情報をどんどん発信する人間であり、そこが金と違うところ。 情報を発信するメリットは関連情報が集まることと、手持ちの情報をチェックし、修整できるという点である。 ●得る時は懐に入り、書く時は出よ よい情報は相手の懐に入らなくてはとれないが、その情報を文章などで伝える時には懐から出て、対象からなるべく離れなければならない。 理想的な記者とは相手の懐に入り、懐を出て記事を書き、また相手の懐に飛び込める記者である。 取材先はもちろん、自分の会社も、究極的には自分自身も外側から見れなければいけない。 ●まず取材分野を絞り込め 広い分野を短期間で知るためには、その中のせまい範囲を徹底的に取材するのが早道。テーマや分野を絞り込めば、ひとつの取材が次の取材に役立ち実りが多く、効率もよい。深く狭く攻める方法は後発企業の追撃戦略としても有効なやり方だ。 この他にも「短期にアウトプットを変えるには人間を代えること」や「リスクなく変えようと思ったら、日々変化させること」など、経営にも通じる名言が次々に飛び出した。究極は「記事を信用するな。ましてやビジネスに持ち込むな」の一言。これは「記事はマイナーをメジャーに見せる手法を使う。ビジネスの実体社会とは先取りというタイムラグがあるからだ」という意味。 「記事にならなくなったらいよいよビジネスチャンス」とは岩佐氏ならではのアドバイスである。 マネジメント科
テーマ/「「ジャーナリストの情報収集」 |
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