


森 稔(Minoru Mori)
- オーナー・ファウンダー
森ビル株式会社代表取締役社長
- 21世紀を迎えた今日の都市に求められているものは、魅力(Attractive)です。文化・芸術を含め、全ての産業を支えている“人間”を惹きつける独自の魅力を持った都市こそが、今後の21世紀をリードしていくことでしょう。人間の感情や感性を大切にした、生活文化中心のまちづくりこそが必要なのです。2003年春完成の六本木ヒルズでは、教育研究の拠点であるアカデミーヒルズや美術館を備えた「森アーツセンター」を中心に、文化の花が豊かに咲き誇る花畑のような、魅力的なまちをつくっていこうと考えています。アカデミーヒルズは、世界の情報のハブとして更なる発展を目指し、21世紀の新しいステージを切り開いていきたいと思います。

伊藤滋(Shigeru Itoh)
- 会長兼アーク都市塾名誉塾長
早稲田大学教授
- 1988年9月創設のアーク都市塾の教育哲学は、塾生同士の“連帯”とひとりひとりの“自立”を基盤に、都市の情報・デザイン・環境の領域について時代の最先端をいく問題意識を投げかけていこうというものです。創立以来生み出してきた数々の教育・研究プログラムはアーク都市塾の活動を多彩にし、新しい独立した組織として活動を始めました。都市塾を中心に、それらの組織を包括してアカデミーヒルズが形成されました。
アーク都市塾創始者森泰吉郎氏の「感性と知性が融合したところに新しい世代の都市的創造が生まれる」という基本理念に基づき、知性を磨く場のみならず世代や文化の壁を超え、誰もが楽しく感性を磨き品格に富んだ教育を受けられる場としてアカデミーヒルズを機能させていきたいと考えています。

竹中 平蔵(Heizo Takenaka)
- 理事長
慶應義塾大学教授
グローバルセキュリティ研究所所長

石井 威望(Takemochi Ishii)
- アカデミーヒルズリサーチ・ネットワーク所長/評議委員兼任
東京大学名誉教授
- アカデミーヒルズは最も進んだ情報化空間を実現している、新しいタイプの都市装置である。1988年のアーク都市塾創設以来、営々と続けられてきた独特な教育・学習活動の実績は、生涯学習社会における産学協同の優れたプロトタイプとしてビジネスとアカデミズム(大学)の両方に対して強烈なインパクトを与えている。よりよい方法を求めて、懸命に試行錯誤した創塾期の情熱こそ、アーク都市塾の原点であると思う。いまという激動の時代において「完成」はおよそ非現実的であり、いわば“次なるプロトタイプへチャレンジしていく時代”といえるだろう。世界的にも比類がないアカデミーヒルズという最先端の活動の場において、産学の垣根を超えた新しい時代のチャレンジを期待する。

米倉 誠一郎(Seiichiro Yonekura)
- アーク都市塾塾長/ステアリング・コミッティー兼任
一橋大学イノベーション研究センター教授
- 「かつて日本というすごい国があったらしいね」、と言われてしまうくらい危ない状況に僕たちは立っている。そんな時にアカデミーヒルズが何かをしてくれると思うなら、他所に行ったほうがいい。プロフェッショナル・スクールが数ある中で、学位も出さないアカデミーヒルズに来るには、覚悟が必要だ。文字やコンピュータにのった情報を暗記したり処理することでなく、新たな情報を創造したり自分自身を書き換える(リセットする)覚悟だ。
自分を過小評価するのをやめて、新しい世界に飛び出せる人と21世紀を語りたい。創造力と想像力の前ではもはやジャパンスタンダードはない。
いきなりメジャーリーグの世界標準が僕たちの前に聳え立っているのだ。We can change the World!!

高橋 潤二郎(Junjiro Takahashi)
- 顧問
慶應義塾大学名誉教授/森ビル株式会社顧問
- 1988年に発足したアーク都市塾は、自発性、先端性、連繋性、実践性、信頼性という5つの特色をもっていた。アカデミーヒルズはこれら5つの特性を継承したユニークな修学の場である。「自学自修」をモットーとして、アカデミーヒルズが豊かな創造力としなやかな価値観をもった人びとの年齢、性別、職業、国籍を超えて接触し、共鳴し合う場となることを期待したい。21世紀の知の風景は20世紀のそれとかなり様相を異にするものとなろう。政府・大学・企業など、組織内に閉じこめられていた知がボーダーレスにモードやコードを超えて交流しはじめる・・・。アカデミーヒルズがこの新たな人的交流の国際拠点となることを望んでいる。